部下育成

「優秀っぽい部下」の特徴と彼らが退職を考える2つの理由

キラキラしている若手社員のイメージ画像

部下が退職してしまうときの理由には色々とありますが、中には「会社の体制に不満だ」「仕事にやりがいがない」という種類のものがあります。

これは、本人側に「このような会社で働きたい」「仕事を通じてこういう自分になりたい」というイメージがありながら、今の環境ではそれが実現できないから辞めるという判断を下すパターンです。

こういう部下は、ハナから仕事にやる気のない部下とは違い仕事に対して前向きで、成果を上げることも多く優秀であることが多いです。

 

しかし本当に優秀な人は、環境に不満があるならその環境を変えようとします。

そう考えると、会社に不満があったり、やりがいがなくて辞める判断をするのでは本当に優秀とは言い切れません。

 

そのため、このような人を「優秀っぽい部下」と呼びます。

この優秀っぽい部下は、特に若い人に多く、「優秀な自分にふさわしい環境で働きたい」という考えがあるため、職場環境が自分の理想に合わないと辞めることを考えるのです。

こういうタイプについては、早い段階で手を打つことで、辞める決断をされないように導くことができます。

仕事の能力自体は高いので、上司としてはぜひ繋ぎとめておきたいところでしょう。

そこで今回は、優秀っぽい部下が辞める理由とその兆候や、対処法をまとめます。

優秀っぽい部下の不満①:会社体制への批判


優秀っぽい部下が抱える不満について、具体的に挙げていきます。

まず一つは「会社の体制に対しての批判」です。具体的には色々なパターンがあります。

・顧客満足よりも売上優先で考えている

・業務量が多すぎるのに残業をやめろと言う

・自分の提案が受け入れてもらえない

・周りの社員がネガティブで自分の士気が下がる

・上司の仕事スピードが遅くて仕事がうまくいかない

 

などなど、会社の体制をはじめ、職場の環境について色んな点について不満を漏らします。最初はそのような愚痴を周りに漏らしますが、そのうち退職することを決めることになるでしょう。そして上司に突然退職願いを出してくるのです。

まずは上司自身を信頼させること


このようなタイプの退職を止めるにはいくつかするべきことがあります。まずは大事なのは、「上司本人を信頼させる」ことです。

会社の体制や方針に納得がいかない場合は、まず上司であるあなた自身を信頼させるようにしましょう。

 

そうなるとその部下の中には「会社のために仕事はしていないけど、この上司のために自分は仕事しているんだ」という意識が生まれます。

部下から信頼を得るためのコツはこのあたりを参考にしてください。

部下から信頼されるためには、まず「人間性」か「能力」で惹きつけろ!

部下からの信頼を得るためには、次に「誠実さ」と「早さ」を身につけろ!

これが出来れば、あなたが上司でい続ける限りは退職のリスクは減ります。

しかし、根本的な解決にはならないので、他のアプローチによって少しずつでも会社への不満を抑えていく必要があります。

文句があるなら自分で環境を変えてみろと励ます


もう一つの方法が、「文句があるのなら自分で何とかしてみろ」とはっぱをかけることです。これが一番の正攻法です。

しかし、ただ単純に「お前が変えてみせろ」と言っても「何で俺が変えなきゃいけないんだ!」と反発され素直に取られない可能性もあります。

ここで、まずは上司のあなた自身が会社の体制についてどう思っているかを話してみることも有効です。

この記事の考え方が役立ちます

部下の不満に対応する方法とは?納得感ある説明で心のモヤモヤは解消できる

 

その上で、

「本当に優秀な人はそういう環境を変えるもんだぞ、お前にはその気概はないのか」

「もし同じ会社に行ったとして、他の会社で何か不満があったらまた同じようにグチグチ言うだけなのか」

「周りがしっかりしていないとお前は頑張れないのか」という言葉をかけて、たきつけるということも出来ます。

 

また、もし中小企業でそういう不満を漏らしている部下の場合、本人が納得できるような環境はおそらく大企業であることが多いです。

しかし、相手の業務レベルにも寄りますが、果たしてそういう部下が大企業に転職できるのか(一般的にはブラックではない大企業の中途応募は、専門性が高かったり管理職としての実績が十分な人でないと採用枠がないものです)を考えさせてみましょう。

仮に転職できたとして、そういう環境は中小より厳しいことが非常に多く、逆に優秀っぽい社員のほうが周りのレベルが高すぎてついていけないということもあります。

大企業への転職は中小より難しいこと、そして大企業でバリバリ働くような幹部候補生だと負荷がかなり大きいというのを分からせることも大切です。

優秀っぽい部下の不満②:仕事がつまらない


もうひとつ優秀っぽい部下が不満をいうパターンが、「仕事がつまらない」というものです。このタイプは、

「自分はこんな仕事をするためにこの会社に入ったわけじゃないんだ」

「この仕事は自分のポリシーとは合わないんだ」

というような意識を持ちやすいといえます。

この場合も同じく、最初は愚痴を周りに言います。

 

ただ、「自分はこんな仕事をするために会社に入ったわけじゃないんだ」という愚痴は、先輩社員からすると「社会のことをわかっていない若造の甘え」と捕らえられることが多いものです。

それを部下も分かっている場合は、あまり漏らさないので、このような愚痴は拾えないかもしれません。

そしてこのままの状態が続くと、「自分にはもっとふさわしいステージがある」と考えて退職を決めることになるでしょう。

そして上司に「辞めたい」という意思表示をすることになるでしょう。

仕事がつまらない部下への4つの対策


この場合の対策としては、以下の4つが考えられます。

 

A)担当の仕事や部署業務の意義・やりがいを上司から積極的に伝える。

どんな仕事にも意義や理由があります。それを直接上司の口から説明することで、部下に対してやりがいを感じさせます。

 

B)お客様や後工程の部署の人からの感謝の声をフィードバックさせる。

相手からのリアルな感謝の声が伝われば、そこにやりがいを見出します。

それと同時に自分の仕事に意義を見出したり、「喜ばれるためにはどうすればいいか」ともっと考えるようになります。

 

C)将来のイメージを持たせる

その仕事をすることで身につくスキルや、その部下が将来どのような方向にステップアップするのかという方向性を伝えます。

その上で、部下が将来どうなりたいのかを聞き、その希望を叶えるために、今の仕事で何を目標にするべきかを一緒に考え設定してやるとよいでしょう。

 

D)上司の仕事を任せてみる

「自分にはもっと責任のある仕事がふさわしいんだ」と優秀っぽい部下が思う場合は、思いきって上司の仕事を試しにさせてみるという方法もあります。

未熟な部下の場合、傍から見て上司の仕事の大変さというものが分かりません。

それを実際に体験させ、上司の仕事がいかに大変かを分からせると、文句を言わずに自分に与えられた仕事をコツコツやろうという心境になります。

もし問題なく出来たという場合は、思いきってそれを任せてみてもいいでしょう。あなたの負担も減るため一石二鳥といえるかもしれません。

早期発見・早期治療で退職は防ぐことが出来る


このように、優秀っぽい社員特有の退職リスクを知り、適切に対処することで辞められるリスクを防ぐことができます。

このタイプは、最初はこのような不満や愚痴を周りか上司に漏らします。

 

そしてこの期間が長く続くと「この会社にいてもダメだな」と感じるようになります。

そして、辞めることを決意した後には逆にそうした不満をもらさなくなります。もう辞めることを決意すると、今の環境は気にならなくなるのです。

こうなったあとに、あれこれ上司が説得しても変わらないことが多いでしょう。最初にグチグチ言っている段階で手を打つことが重要です。

早期発見と早期治療を意識して部下をよく見ることが大切でしょう。

 

退職防止にはこの考え方も有効です

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