厄介な上司や部下

なぜ部下は言うことを聞かない?人は言われる相手で態度を変える卑怯な生き物

言うことを聞かない部下のイメージ画像

言うことを聞かない部下に悩んだことはないでしょうか?

上司としていろんな部下と仕事をしているならば、部下が言うことを聞かないことにイライラする経験もあると思います。

特に仕事のできる優秀な部下や、年上の部下などが言うことを聞かずに手を焼くということが多いようです。

せっかく指導したり指示を出しても言うことを聞かないようであれば、チームとしての仕事も上手くいきません。

 

しかし、優秀な部下や年上の部下が全員言うことを聞かないというわけではありません。

上司であるあなたの態度や接し方を変えることで、相手の態度は変わります。

そのため、「扱いにくい相手だから仕方ないか」と諦めるのではなく、適切な接し方で良好な関係を築くことが、チームの成果を出すために重要です。

そこで今回は部下が言うことを聞かない理由と、その対処についてまとめました。

「言うことを聞かない部下は辞めさせる!」なんてイライラしてしまう前に、この内容を参考にして部下に接してみてください。

信頼感の欠如が「言うことを聞かない社員」を生む

部下が言うことを聞かない一番の理由が「上司や会社を信頼していないから」です。

人間関係の信頼感というのは最初はプラスマイナスゼロですが、一つひとつのやり取りを通じて信頼感が高まったり、低くなったりします。

 

信頼感がマイナスになりやすい要素としては、

・頭ごなしに指示する

・約束を守らない

・部下の話を聞かない

などいろいろなパターンがあります。

 

小さなマイナス要素を繰り返すことで不信感が積み上げられるパターンもあれば、大きな裏切りをして一気に信頼感をなくすということもあります。

どちらにしろ何らかの理由で信頼関係が失われることで、「言うことを聞かない社員」が生まれます。

そして信頼関係が無い場合、あなたの言っている内容が正しくても部下は受け入れてくれないという現象が起こります。

こうなると筋が通っていることを伝えても聞き入れられないことが多く、もはやコントロール不能になります。

「何を」より「誰に」言われるかで判断する

では、部下とのコミュニケーションにおいて、なぜここまで信頼関係が重要なのでしょうか。

それは、人は「言われている内容」よりも「言われている相手」によってそれを聞くかどうかを判断する傾向があるためです。

 

例えば思春期の学生が、親や嫌いな教師に「勉強しろ」と言われてもいうことを聞かないのに対し、信頼している教師に言われると勉強する・・なんてことは良くあると思います。

信頼関係ができていないと「嫌い」という感情が先に立ってしまい、「言うことを聞こう」「この人の言っていることはもっともだ」という考えにならないのです。

 

逆に、信頼している相手であれば多少理不尽なことでも受け入れます。「この人が言うんだから何かもっともな理由があるのだろう」と好意的に解釈してくれるのです。

このような傾向があるため、あなたの言うことを聞くかどうかの分かれ目として、「信頼関係があるかどうか」が非常に重要なのです。

 

そのため、部下が言うことを聞かない場合は、「話している内容が正しいか」よりも「相手との信頼関係が築けているか」について振り返る必要があります。

信頼関係がプラマイゼロの場合は、言っていることが正しかったり、言い方を工夫することで聞くこともありますが、マイナスの場合はなにをどう伝えても聞きません。

そのため信頼感がマイナスの場合は、どのように伝えるかではなく、まずどうやって信頼関係を高めるかということに力を注ぐべきです。

また、当面は自分以外の人に伝えてもらうほうがいいでしょう。

信頼感を高めるためには部下の言い分を聞こう

相手の言うことを聞いているイメージ画像

それでは、信頼感を高めるためにはどのようなことが重要でしょうか。

これまでの記事に中にいくつか信頼を得るための方法をまとめています。

部下から信頼されるためには、まず「人間性」か「能力」で惹きつけろ!

部下からの信頼を得るためには、次に「誠実さ」と「早さ」を身につけろ!

 

また、部下が言うことを聞かない場合の信頼関係の築き方として有効なのは、「部下の話や言い分」を聞くことです。

上司へ信頼感が無く、指示に従わない場合、「指示の内容に納得がいかない」「自分の話を聞いてくれない」という不満を感じていることが多いものです。

 

まずは部下がなぜ言うことを聞こうとしないのかという言い分をしっかり聞きましょう。

人のいい上司は、部下の言い分を聞く=その意見を受け入れることだと思うかもしれません。

しかし、部下の言い分を聞くことは、その意見を受け入れるのとイコールではありません。

「あなたの言いたいことはわかった、でもこういう理由があるから、会社の方針に従ってくれ」と話すことで、部下の言い分を聞きつつもこちら側の指示を伝えることができます。

 

結果として会社の指示に従わせることになりますが、一度相手の言い分を聞き入れること自体が相手を尊重することになり、部下としては納得しやすい感情になります。

そのため上司は部下の言い分を恐れずに聞いてあげ、その上で会社の指示の背景について説明し、言うことを聞いてもらうように促しましょう。

こちらの記事も参考になります

部下の不満に対応する方法とは?納得感ある説明で心のモヤモヤは解消できる

優秀な部下が言うことを聞かないときの対処

部下が言うことを聞かない場合はまず信頼関係を重視するということをお伝えしましたが、反発してしまう部下良くある例とその対処についてもご紹介しておきます。

言うことを聞かない部下の代表例として、まずは「優秀な部下」がよく言われます。

 

優秀な部下はチーム内でも他の社員よりも大きな成果を上げることが多く、指示をされなくても自ら考え動くものです。

しかし、自分で考えて動くからこそ、会社からの指示に納得がいかない場合は言うことを聞かないケースがあります。

上司としてはチームの成果を担う重要な社員なので、叱ることでへそを曲げてしまうことを恐れてしまいがちです。

そうなるとますますその部下は言うことを聞かなくなり、上司として管理ができずストレスが溜まるものでしょう。

 

このような優秀な部下への対応としては、まずは本人とコミュニケーションをとることが重要です。

・「会社からの方針としてこのようなものが来ている」ということを率直に伝え、賛同できるかどうか聞く

・賛同できない場合、その理由を聞く(賛同できない理由は、部下が成果を出すために重視していることと相反するからということが大半です。)

・その部下の成果がチームにとって重要なものであるため、上司本人としては、部下のやり方を尊重したいと思っているとことを伝える

・その上で会社方針の背景も伝えながら、どうするかという「落としどころ」を一緒に探す

このステップで話を進めることで、部下が折れたり、上手い妥協点が見つかることがあります。

 

また、たとえうまく折り合いがつかなかったとしても、相手を尊重しているという姿勢が相手に伝わるため、信頼を得やすくなります。

優秀な部下が言うことを聞かない場合は、このようなアプローチが重要です。

年上の部下が言うことを聞かない場合

また、年上の部下も言うことを聞かないことが多いものです。

特にかつて先輩だった人があなたの部下になった場合や、部下のほうが社歴が長かったり経験が豊富な場合は、上司としても指示や指導がしずらいものです。

年上の部下の方も、上司が自分より年下や後輩であった場合には素直に指示が聞けなかったり、会社の方針に長年不満を感じているということがあります。

 

こういう場合、上司からの言うことを素直に聞けないこと多いものです。

いずれにせよ、年上の部下にはプライドがあることが多いため、そのプライドを傷つけないことが重要です。

こちらの記事の内容が参考になります。

ベテランへはプライドを重んじることを『HOT BLOOD』鳩村が教えてくれる

 

そして、年上の部下に言うことを聞いてもらう一番効果的な方法は「相談を持ちかけ、いつの間にか味方になってもらう」というものです。

例として、経営層から、既存顧客を長らく取り組んできた営業チームに、これからは新規開拓に力を入れるようにという指示が来ている場合を考えてみましょう。

 

このとき、営業の方針変更を他の部下と同じように年上の部下に伝えては反発が起こりかねません。

長年の経験をもとに、上手くいかない理由を挙げて反対する可能性があります。

そこで、年上の部下と個別に話しをする機会を設けましょう。

そして「新規顧客に力を入れるよう言われているが、どうしたらいいと思うか」と相談するのです。

 

このように相談をされると、年上の部下もあなたと同じ側に立って考えてくれます。自分の経験を元にアドバイスをくれるはずです。

そして(これが重要なのですが)、その部下も自分でアドバイスをした手前、反対意見を表明できず、あなたと同じ立場で他の部下に話してくれるものです。

このようにして上手く頼ることで味方に加え、反発を防ぐことができます。

相手が幼いほど信頼関係が重要

このように、優秀な部下や年上の部下の対応方法をご紹介しましたが、やはり基本的には部下との信頼関係を重視しましょう。

一般的に若く考えが甘い人は「言われる相手」で判断し、年配で考え方が成熟している人は「言われる内容」で判断する傾向があると言われています。

そのため、自分が接する相手がどちら側の人なのか・・つまり相手の成熟度合いを測ることは重要です。

あなたの部下が若く、社会経験が少ない場合は、信頼関係が築けているかどうかで言うことを聞くかどうかが決まりやすくなります。

 

そのため、「誰に言われるか」で判断する傾向が強そうな場合は、まず信頼関係が重要でしょう。信頼関係ができてしまえば多少乱暴なことを言ってもついてきてくれます。

逆に相手が成熟しており「何を言っているか」で判断する場合、信頼関係は大切ですが、「納得できない」と感じさせないよう、話す内容や伝え方のほうを意識したほうがいいでしょう。

本来は「誰に」でなく「何を」言われるかで判断するべき

以上のように、部下が言うことを聞くかどうかは「話す内容の正しさ」よりも信頼関係に左右されるという話をしてきました。

上司としてはまず信頼関係を築くことが大切だということになりますが、本来は「誰に」言われるかではなく「何を」言われるかで判断できるようにならなければいけません。

 

信頼している人の言うことを何でも聞いてしまうならば、極端なことを言うと詐欺師にひっかかったり、犯罪行為に加わってしまうなんていうことがあります。

「この人が言っているから間違いないだろう」と信用するのは、人としては美しい信頼の精神ですが、相手に悪意がある場合は利用されてしまいます。

 

また、仕事においては嫌いな相手であっても、自分のやりたいことを実現するためには手を組まなければならないこともあります。

好き嫌いの感情でしか動けない人ばかりのチームよりも、その感情に振り回されずに動けるメンバーのチームのほうが成果を出しやすいでしょう。

信頼関係ができている部下には「信頼している相手でも鵜呑みにしてはいけない」「内容がが正しいかどうかで判断すべき」「信頼していない相手でも正しいことならば従うべき」などと教育することも大切です。

言うことを聞かない部下も上司の接し方次第で変えられる

少し話がそれましたが、「部下が言うことを聞かない!」とイライラしないためには、まず信頼関係を重視することが大切です。

指示をしても反発する場合は、まずじっくり話しを聞きましょう。

また、優秀な部下や年上の部下はそれぞれに合わせて対応をとることが重要です。

 

そして、人は「何を」ではなく「誰に」言われるかで判断する傾向があることを押さえておきましょう。

同じことを話しても、信頼関係がある相手の言うことは聞きますが、信頼関係が無い場合は言うことを聞かないということがあることを知っておきましょう。

職場では指示がスムーズに通ることが成果を出すために重要です。

部下が言うことを聞かずに悩んでいる人はこれらの内容を参考にし、部下へのアプローチ方法を工夫してください。

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