天然なキャラクターは見てて和んだり、周りから愛さるものです。
そのためプラスのイメージを持つ人が多いでしょう。
プライベートでは天然キャラクターはかわいいものですが、仕事において天然くん(ちゃん)にうっかりミスをされてしまうと、時に大変なことになります。
また、天然は周りから見ている分には癒される存在でも、本人としてはコンプレックスとして悩んでしまうこともあるようです。
天然が原因で仕事でミスをしてしまう場合は、なおさらそういう傾向があるでしょう。
このように困ったとこともある天然ですが、果たして直すことはできるものなのでしょうか。
天然はもともとの性格に由来するので、すぐには無理かもしれませんが、あることを意識することでミスを抑えられます。
あなたに天然な部下がいたら、そのポイントを伝えて、天然を発揮しないようになってもらいましょう。
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目次
天然の原因は「注意力不足」と「想像力不足」
天然によるミスを防ぐためには、天然によるミスがなぜ起きるのかということを把握しなければいけません。
天然は性格の一つとして考えられるので、明確な原因がなく「天然は天然なんだ」というイメージがあるかもしれません。
しかし私は、天然には明確な理由があると考えています。
それは、「注意力不足」と「想像力不足」です。
注意力不足から起きる天然
例えば天然エピソードの一つとして、「よく壁にぶつかる」というのがあります。
これは言ってしまえば、常に進行方向に注意していれば防げるものです。
大体の場合は、何か考え事をしながら歩いているときに、周りに注意できておらずぶつかってしまうのでしょう。
天然ではない人は、考え事をしながらでもぶつかることなく歩けますが、天然の人はそのあたりは不得意なのだと考えられます。
しかし、どちらにしろ集中して注意していれば、天然の人でも壁は避けられるはずです。
このように、注意力不足に気をつければ天然のミスは避けられるものです。
想像力不足から起きる天然
また、もう一つが想像力不足です。一つ例を抜粋します。
この中で、
バルサンの使い方が分からず、ペットだけ避難させて自分はずっと煙が充満した部屋の中で待機していた
という例があります。
この例であれば、ゴキブリ退治するための薬剤で煙がたくさん出ていれば人の体にも悪いということを想像できそうなものですが、その想像をせずにそのまま部屋に居てしまったのだと考えられます。
この場合、自分の体にも害がないかどうかを想像し、商品説明を読み込んでいればそうならなかったと言えるでしょう。
勘の鋭い人は状況から想像を膨らませ天然なミスを防ぐことができますが、それが出来ないときにこのような勘違いをします。
注意力と想像力が足りなかったことを反省させる
このように、天然によるミスは、注意力不足と想像力不足であることを踏まえ、ミスを減らす対策をとることが有効です。
まずは、起こしてしまうミスを「天然だから仕方ないね」と流すのではなく、注意力不足か想像力不足が原因であるということを認識させましょう。
「天然だから仕方ないね」と話を終わらせてしまうと、再発防止にもならないだけでなく、本人も「自分は天然だからダメなんだ」と落ち込んでしまいます。
そうではなく、注意力が足りなかった・想像力が足りなかったという観点で反省させることで、再発を防ぐことができ、また必要以上に落ち込む必要がなくなります。
その上で、なぜ今回は注意できなかったのか、想像できなかったのかを考え、今後同じシチュエーションになった時には何に注意すればいいのか、どのような可能性を想像すればいいのかという「天然ミス防止策」を見つけ、自分のなかにストックさせましょう。
自信過剰タイプには、はっきりと指摘する
また、天然タイプの中には、自信過剰タイプが存在します。
間違ったことを正しいと思い込むことに加え、やんわり指摘されても、それに気づかずに突っ走ってしまうタイプです。
このタイプを放置すると、大惨事が起こる危険があるので、非常に厄介です。
この手の部下には、
- 指示した内容を理解しているか復唱させること
- 違うときは、オブラートに包まずにはっきり言うこと
を意識しましょう。
「指示の内容がわかっているか少し不安だけど、まぁ大丈夫だろう」という楽観的な希望は必ず壊されると考えましょう。
少しでも不安な場合は、面倒くさくても事前に確認し、指示内容を理解しているかはっきりさせておいた方がいいです。
注意力と想像力に意識させるとミスが減り自信もつく
このように、天然によるミスを防止するためには、注意力と想像力という切り口で、ミス発生を防ぎましょう。
この方法で一つ一つのミスの原因を潰していくことで、同じミスが無くなっていきます。
また、この方法でアプローチすれば、「ミスは天然という自分の性格ではない」という意識が高くなってきます。
そうなると「自分はダメなんだ」と考え込まず、ミスをしないために注意や想像を働かせるほうに力を向けることができるでしょう。
そしてこれを繰り返すことで、一つのミス防止策を、似たような同じ状況にも応用させることができるようになります。
こうしてどんどんミスを減らすことができるようになるでしょう。
注意力と想像力をキーワードにして、このように意識させていくことでミスを減らしましょう。