マイペースな部下はあなたの職場にいませんか?
マイペースな部下は、本人に悪気は無いのですが、仕事のやり方やスピードがゆっくりで、周りをイライラさせてしまいます。
また、仕事のやり方も独自の方法で周りに合わせるということもせず、周囲を振り回してしまいます。
このようなマイペースな部下は、他の部下と同じように接しても上手くいかないことが多く、このタイプに合わせた接し方が必要です。
そこで今回は、マイペースな部下の特徴とその接し方についてまとめました。
マイペースな部下に振り回されて困っている人は、参考にしてみてください。
目次
マイペースな部下が引き起こす被害
プライベートはともかく、仕事においてマイペースである部下は、周りに迷惑を掛けることが多いでしょう。
彼らはまず、仕事を自分独自の方法で進めたり、自分の基準で判断します。
また、仕事の早さも周りに合わせません。たいていの場合は他の社員よりも仕事のスピードが遅く(やたら確認が多い)、そのしわ寄せが周りの社員にいくことになります。
ちなみに本人には悪気がないことが多く、そのため注意しても効かないことが多いのです。
そのため、マイペースな部下には、他の部下と同じように接するのではなく、その特徴にあわせた接し方が重要です。
2種類のマイペース
このように、マイペースな部下には改めてもらう必要がありますが、同じマイペースであっても、その原因によって2種類に分かれ、効果的な対策は異なります。
手を抜いているマイペース
まず一つめは、本気を出していない場合です。これは、「精神的なマイペース」と言い換えることもできます。
本来はもっと早く仕事を進めることができるが、意識的もしくは無意識に力をセーブしているマイペースです。
仕事に本気になっていないことも多く、その結果ペースが遅くなっています。
このパターンには、「本当はもっと早くできる」と自覚しながらもあえて手を抜いている場合と、自分の全力が分かっておらず、力を出し切れていない場合があります。
どちらにせよ、上司からのプレッシャーや働きかけによって本気になります。
能力が足りていない
一方で、「全力を尽くしているが進みが遅い」というパターンもあります。
これは「物理的なマイペース」とも言い換えられます。
仕事の作業になれていないことや、要領が悪いという理由で、一生懸命仕事をしているもののこれ以上早くこなすのが難しいときにこうなります。
このタイプはすでに自分の限界まで頑張っているので、精神論的な気合入れではなく、具体的なアドバイスをしてやったり、何度も反復して慣れさせなければいけません。
上司としてはこのタイプの部下はやきもきしてしまうかもしれませんが、一生懸命やっている限りは成長します。それを期待するしかないでしょう。
↓こういういいところもあります。

この記事のように具体的にアドバイスをしながら、もっと早いペースで仕事が出来るように頑張りを求め続けましょう。
また、一生懸命取り組んでいる姿勢自体は認めてあげることもやってあげましょう。
マイペースな部下への対応

部下がマイペースであるのにはこのような背景がありますが、それではこのような部下への対応はどうすればいいでしょうか。
ここでは4つの対応方法をご紹介します。
時間を区切る
人は、制限時間を設けられると、その時間までに終わらせようという意識が働きます。
その結果、悩む時間や必要性が薄い作業を自分でカットできるようになります。
このように時間を区切ることでマイペースにはなりにくくなります。
そこで、それぞれの仕事に掛かる時間を職場内で規定し、その時間で終わらせることをチーム内で徹底させましょう。
チーム全体で「やるぞ」という空気を作れば、マイペースな部下もそれに合わせなければというプレッシャーが掛かります。
この意識が弱いと、それぞれの部下が自分のペースで仕事を行い、マイペースな仕事が生まれます。
叱るより仲良くなる
マイペースな部下は、上司から叱られても、「なぜ叱られているかが分からない」ということがあります。
価値観も自分の基準なので、悪いことをしたという認識がないのです。
この状態で叱られていても「ああ、なんだかこの人怒ってるな」としか感じません。
こういうタイプには、叱るのではなく仲良くなるという方法が有効です。
仲良くなることで気持ちがわかりあうようになり、こちらの言いたいことや気持ちを理解してくれるようになります。
マイペースな部下は、こちらの理屈が通じないので、情に訴えないと響きません。
なお、一番いいのは尊敬させることです。尊敬させれば言うことを素直に聞きます。
尊敬させるためには、まず信頼させることが効果的で、そのためには、こちらの記事が参考になります。

マイペースを体感させる
これは、マイペース部下がやっていることを、逆に本人にやってみるという方法です。
例えば、指定した期限の2日後に提出された場合、同じようにその部下に対し何かの提出を遅らせてやります。
自分が同じことをされることで、自分の行為がどのように周りに悪い影響を与えるかを実感させるのです。
マイペースな部下でも、自分で実感すると意識を改めます。そのために体感させるのは良い方法です。
具体的な改善案を実践させる
本人は精一杯やっているのに仕事の進みが遅い場合は、いくら叱っても解決できません。
それよりも、仕事が遅くなっている具体的な原因を探り、改善させる必要があります。
確認の数が多すぎたり、不要なことをやっているなどの原因をピンポイントで探り、それを改善させることができれば、仕事のペースは速くなります。
そこまで込み入って部下の仕事を見るのは正直手間ですが、他の方法では全く変わらず、かつ真面目に仕事をしているタイプの部下には、効果的な方法です。
やる気も無いようであれば厳格な対処も必要
基本的に、マイペースな部下は本人に悪気はなく、真面目に仕事をやっていることが多いです。
しかし、中には明らかにやる気がないために仕事が遅く、周りから叱られても素直に受け入れない人間もいます。
仕事が遅いだけでなく、素直に言うことを聞かなかったり、顧客からクレームが多いなど、他の問題も起こしている場合は、本人のやる気に根本的な問題があることが多いです。
そういう部下の場合は、仕事の進みが遅いだけでなく、周りの社員のやる気も下げるという悪影響を及ぼすので、厳しく対応する必要があります。
こちらの記事の後半部分、「態度が悪く反抗的な部下の対処法」が参考になります。

上司は部下のマイペースを許してはいけない
このように、上司としては部下のマイペースを許してはいけません。
まずは、部下に振られる個々の仕事に期限を決め、それに間に合うように仕事をさせなくてはいけません。
また、マイペースな部下はこちらの常識が通用しないため、一方的に叱るのではなく、仲良くなったり尊敬させるなど、感情面でひきつけることが大切です。
そして、自分の振る舞いを逆に体感させ、マイペースが周りに迷惑をかけていることを実感させるのも効果的です。
人の性格はそれぞれなもので、プライベートで接する上では個人の性格を尊重して付き合うのがよいでしょう。
しかし、仕事上ではマイペースは望ましくありません、仕事にはほぼ必ず締め切りがあり、それに間に合わせないといけないからです。
つまり、自分のペースを貫くのではなく、周りから求められるペースで仕事をしなければいけません。
上司はこの点をよく理解し、マイペースな部下を適切に導いていきましょう。
