もともと仕事に前向きだったのに、ストレスのせいでいつの間にか気力がなくなる・・なんてことはありませんか?
ムカつく上司などにストレスがたまると、仕事へのやる気がなくなるのは自然なことです。
仕事へのやる気がなくなってしまうと、精神的にも辛く、成果も出にくくなるので困ったものです。
そこで今回は、私自身が仕事のやる気を取り戻すために試してきた方法をまとめました。
もちろん、モチベーションの上げ方は人それぞれなので、合う合わないはあると思います。
仕事への情熱を取り戻したい人は、一つの参考にしてみてください。
なお、この記事では、今の環境のまま、仕事へのやる気を取り戻す方法をまとめています。
完全にやる気がなくなり、「もう今の仕事を辞めたい」という人は、コチラの記事を参考にしてください。
目次
本を読んで感化される
まずはベタな方法ですが、本を読むという方法です。
仕事へのやる気を上げるタイプの本は、まず大きく分けて2種類あります。
- ビジネス書
- 小説(歴史小説など)
ビジネス書でやる気を上げる
まずは、本当にベタですがビジネス書です。
ビジネス書のなかでも、やる気をアップさせる方法は2パターンあります。
ビジネスやスポーツの成功者から感化される
本屋さんには、色々な有名人の経歴や経験が書かれた本がたくさんあります。
そういう本の中で、ビジネスで成功した人や、スポーツで成功した人の作品を読むのがおすすめです。
例えば、超有名な経営者の松下幸之助や、本田宗一郎などの書籍を読むと、仕事に熱心に打ち込んでいる様子に心を打たれます。
もちろん、時代も違うし、同じレベルで仕事をできるわけではありませんが、それでも、仕事に情熱を注ぎ、他の人を巻き込んで大きな成果を挙げていくストーリーを読むと感化されるものです。
特に私が感化されたのが、日本電産という会社を創業した、人の著書です。
とにかく熱心に仕事に打ち込む様子にやる気を引っ張られました。
また、このタイプの本では、成功を収めている人でも、大きな失敗をしていたり、苦悩した経験があるなど、意外な一面に触れられることもあります。
失敗が多いのに大成功した経営者と言えば、数年前にブームになった大手家具チェーン「ニトリ」の似鳥社長が有名です。
驚くほどの失敗談がたくさん載っており、「成功者なのにこんな苦労や苦悩があったんだ」と励まされます。
また、成功者の著書を読むのに抵抗感がある人は、スポーツ選手の著書を読むのがおすすめです。
スポーツで成功することも、簡単なことではなく、本が出されるほど有名になる人は、多くの努力をしているものです。
そんな人たちの半生を読むことで、どのように苦難を乗り越えたか、大きな成果を出すためになにが必要なのかを学びつつ、自分も頑張ろうという気持ちにもさせてくれます。
私がとくに感化されたのが、サッカー選手の中村俊介選手の「察知力」です。
7,8年前くらい前に読んだ本ですが、「練習や経験によって、自分の引き出しを増やす」という考え方は、今でも意識してます。
身に着けたいスキルのノウハウ本で学ぶ
有名人の本を読んで感化される方法以外にも、具体的なノウハウが載った本を読むという方法もあります。
営業や販売、リーダーシップやパソコンのスキルなど、仕事に関する色々なジャンルのノウハウ本はたくさん出版されています。
そのなかで、自分が上達したいジャンルの本を読むことで、「このノウハウは試してみたい」というものが見つかれば、明日以降の仕事に前向きな気持ちになれます。
小説(歴史小説など)でやる気を上げる
有名人の経歴だけでなく、歴史小説などの苦難を乗り越えるストーリーを読むことで、感化されるケースもあります。
実際の仕事で活かせるようなスキルが身につくわけではありませんが、大変な状況に負けずに乗り越える登場人物に活力をもらうことができます。
私が一番好きなのが、これもベタですが、「竜馬が行く」です。
既存の枠にとらわれない大きな視点をもち、色々な人を巻き込みながら自分の夢を実現させていく竜馬の姿にエネルギーをもらえます。
人生の「生きがい」を意識する
本を読むという方法は、仕事にやりがいを感じており、もともと「仕事を頑張りたい」と考えている人ににオススメの方法です。
ですが、そもそも仕事にやりがいを求めないという人も多いでしょう。
そういう人には、ぜひ仕事以外の「生きる楽しみ」を意識することをおすすめします。
趣味があればをそれを突き詰めたり、大切な家族を養うことを人生の目標や楽しみにしてもいいでしょう。
仕事にやりがいを感じていなくても、「家族のためにお金を稼ぐ」という生き方は立派だと思います。
大切なのは、自分の人生の楽しみや生きがいを見つけて、「仕事をそれを実現するための手段である」と認識することです。
そうすれば、仕事で多少イラつくことがあっても、「お金を稼ぐためには仕方がない」と割り切って考えることができるようになります。
上司が理不尽だったり、部下が残念でも、「これは仕事なのだから仕方がない」と気持ちを切り替えることができれば、精神的にタフになり、些細な事も気にならなくなります。
仕事が人生の中心ではなく、仕事以外に生きがいがある人には特におすすめな方法です。
自分のライフプランをイメージする
仕事へのやりがいを求める人は本でやる気を上げ、そうでない人は、人生の生きがいを意識してみるのがおすすめです。
そして、これから紹介する方法は、少し難しいですが、どんな人にもおすすめできるものです。
それは、自分の人生において、どのような仕事人生を送りたいのかをイメージするという方法です。
以下の点について、あなたにとっての理想を考えてみてください。
収入について
今の収入に満足しているか
満足していない場合は、どのくらいまで上げたいか
将来収入を増やしたいか、どのくらいまで増やしたいか
仕事内容や立場について
今の仕事内容・立場(役職)に満足しているか
満足してない場合はどういう仕事・立場になりたいか
将来は違う仕事内容や立場になりたいか
その場合、どのような仕事・立場になりたいか
ワークライフバランスについて
今の残業時間・休日の数に満足しているか
満足してない場合はどのくらいの数にしたいか
将来の残業時間や休日日数をどうしたいか
会社について
今の会社に居つづけたいと思うか
会社勤めのまま定年まで働くか
将来転職したいなら、どのタイミングで、どういう転職をしたいか
全ての点について、今すぐに細かくイメージすることは難しいかもしれませんが、まずはこうした点について考え始めてみましょう。
このような考えを通じて、
- 今の生活で変えたいところ(維持したいところ)
- 将来なりたい自分
を意識してみます。
そうすると、今の環境を変えるため・将来なりたい自分になるために、何が必要かを前向きに考えられるようになります。
このように考えることで、大きな視点で「自分がどうなりたいか」をイメージすることができるので、日々の仕事の小さなストレスが気になりにくくなります。
感謝の気持ちを大切にする
このように、仕事のやる気を引き上げるための方法について紹介してきました。
ここまでは、自分の中にやる気の火をつける方法をあげてきましたが、それ以外の方法として、人からの感謝・承認・賞賛をもらうという方法があります。
看護師や学校の先生など、ハードとされる仕事でも憧れる人が多いのは、人からの感謝をダイレクトに受け、やる気につながりやすいからだと思います。
そのため、仕事を通じて感謝されることで、案外簡単にやる気を取り戻すことができるものです。
とはいえ、感謝は人からしてもらうことなので、自分だけで生み出すことができないのがネックです。
そういう人は、以下のことを試してみましょう
- マニュアル的に仕事をするだけではなく、困っている人を助ける仕事をしてみる
- 自分の仕事で過去に感謝されたことを思い返してみる
- 自分の仕事がどんな人を助けているかを思い返してみる
- 周りの仕事仲間に感謝の言葉を伝えてみる
- 家族に感謝の気持ちを伝えてみる
このような取り組みをしてみることで、自分の仕事が人の役に立っていることを再認識できたり、感謝された時の気持ちを思い出すことができることがあります。
また、あえて自分から感謝の言葉を伝えることで、逆に感謝されることもあるでしょう。
他の方法に比べて確実性は低いですが、人からの感謝の言葉は、地味ながら大きなモチベーションになります。
この気持ちを意識してみることで、意外と簡単にやる気が上がることもあります。
自分なりにやる気を取り戻す方法を持とう
仕事において、やる気はやはり大切です。
やる気に満ち溢れていると、少々のストレスも気にならない一方、モチベーションが下がっているときは、ささいなストレスでもあなたを苦しめます。
そんなときに備えて、やる気を上げる方法を身に着けておきましょう。
また、仕事がちょっとだるいな・・という人は、だるいときを乗り切るためのテクニックをこちらの記事にまとめています。
仕事にだるさを感じることが多い人は参考にしてください。