- 仕事は好きなのに、上司が嫌でしかたない
- 周りが嫌な人ばかりで辞めたい
- むかつく相手がいてやる気が出ない
人間関係が原因で悩んだり、仕事を辞めたいと思う人は多いです。
仕事へのやる気があっても、人間関係でストレスを抱えるのはもったいないことですが、実際には多いものです。
そこでこの記事では、以下についてまとめました。
- 仕事を辞めたくなるほどむかついてしまう理由
- 仕事が原因でむかつく時の対処法
- ストレスで仕事を辞めたいと思ったときの注意点
会社や上司にムカついて、「仕事を辞めたい!」という気持ちになることは、誰しも経験するものです。
基本的には、上司や周りの人に完璧を求めず、割り切って考えることができれば、人間関係のイライラはある程度軽くすることができます。
また、辞めるという選択肢も有りますが、前向きな転職理由を考えたり、計画的に転職活動をするなど、冷静に動くことが大切です。
この記事を読めば、「辞めたいほどむかつく・・」と思っても、一時の感情に流されずに行動できるようになります。
目次
仕事を辞めたくなるほどむかつく理由
まず最初に、仕事を辞めたくなるほどむかつく要素を挙げておきます。
上司がむかつく
社内の人間関係の中で、ストレスが一番多くたまるのは、上司との関係です。
仕事ができない、言うことがすぐブレる、ワンマン、仕事を丸投げしてくるなど、ストレスを与えてくる上司の種類には、実にたくさんのものがあります。
社長がむかつく
ワンマン社長や、使えない二代目社長など、そもそも社長がムカつく原因になっているケースもあります。
社長の言動がおかしい場合は、会社全体がおかしな価値観になるので、その会社にそのまま居続けるのは危険です。
同僚・部下がむかつく
割合としては少ないですが、同僚や部下がムカつく人間というケースもあります。
自己中で周りに迷惑ばかりかける同僚や、何かと反論してくる部下などもあなたにストレスを与えてくるでしょう。
辞めたいほどむかつくときの対処法
辞めたいほとむかつくのには、このような原因が考えられますが、そんなときにはどうしたらいいでしょうか。
本当に会社を辞めてしまうこともアリですが、まずはこれから紹介する対処法を試してみるのをおすすめします。
「完璧な上司などいない」ことを悟る
学校では、「偉い人・立場がある人は立派な人だ」と教わりますが、実社会ではそんなことはまったくありません。
もちろん、世の中には良い上司もいますが、「上司は理想的な人物だ」「人間的に優れているから上司になっている」などという考えは捨てましょう。
まずは、上司という存在に期待するのを止め、「仕事をスムーズに進めるための利害関係者」と考えるべきです。
これは自己中な同僚や、扱いづらい部下に対しても同じです。
仕事相手の人間性に期待することを止め、相手が使えない人間ならば、イライラせず、それに合わせた対応をとるほうが現実的です。
割り切って考える
あなたは、むかつく上司や同僚と仲良くするために仕事をしているのではなく、お金を稼ぐために仕事をしているはずです。
そう考えると、上司や他の従業員がムカつく存在でも、やる気を下げずに仕事はきっちりやらなければいけない、と考えましょう。
どうしても、ムカつく存在がいると、仕事へのやる気がなくなりがちですが、その思いに負けず、「上司は上司」「仕事は仕事」と割り切って考えたいところです。
距離を置いてなるべく関わらない
どうしても限界はありますが、むかつく相手とはなるべく関わらないようにしたいところです。
仕事を進めるのに、必要最低限の関わりだけにして、自分から接触するのを止めましょう。
ただし、あまり冷淡に対応すると「あいつは俺を無視してる」と言いがかりをつけられる恐れがあります。
あいさつなどの礼儀礼節や、簡単な雑談は、形式的にでもやっておきましょう。
異動を願い出てみる
ムカつく存在がいる部署と違うところに異動できないか、相談してみましょう。
社内事情によってできるかどうかが変わるので、成功率は低いですが、異動してもよいならば、試しに相談してみましょう。
職場が嫌いな人ばかりなら、さすがに転職を考えよう
転職をすると、嫌いな人間と手を切ることができますが、「特定の人物がむかつく」という理由で転職してしまうのはもったいないです
確かに転職によって、憎い相手と縁を切ることができますが、転職は人間関係だけでなく、給与や残業時間、仕事内容なども変わります。
その結果、むかつく奴はいなくなったけど、給与が下がった・・など、別の不満を抱いてしまう危険があります。
ただし、「職場が嫌いな人間ばかり」という場合は例外です。
「周りの人間がほぼ全員嫌い」という状況は、よほど職場全体と相性が悪いか、モラルの低い人間が集まっている可能性が高いです。
どちらにしてもストレスが貯まりやすい環境なので、長く居続けると体に不調をきたす危険があります。
この場合は、さすがに転職するしか道はありません。
仕事は好きだけど上司が嫌いな場合はどうする?
職場の人間関係に嫌気がさしていても、仕事そのものは好きという場合もあります。
この場合、転職によって仕事内容も変わる可能性があるので、「簡単に辞めてやる!」と慣れないのが辛いところです。
このようなケースでは、以下の2つを試してみましょう。
仲間を探す
むかつく人間には、同じようにむかついている仲間がいることが多いです。
そんな仲間たちを見つけ、互いに愚痴り合ったり、仕事を回すために協力する関係を築きましょう。
仕事がうまく回れば前向きになれるだけでなく、むかつく思いを仲間と愚痴り合うだけでも気分がスッキリします。
人事異動を期待する
人事異動には、自分自身だけでなく、上司が異動する場合もあります。
仕事が好きな場合は、上司が人事異動するパターンを期待しましょう。
むかつく上司が、何かしらの問題行動(暴言・暴力、無視や責任の押し付けなど)をしている場合は、それを上層部に伝えましょう。
一発に異動になるような問題行動ではなく、軽いものでも告発する価値はあります。
表立った処分が下されなくても、部下から告発があったこと自体が、その上司の人事に大きく影響するので、異動の可能性が上がります。
辞めたいほどむかついてもやってはいけないこと
また、こういう時に、逆にやってはいけないこともあります。それも合わせて覚えておいたほうがいいです。
あなた自身が「ムカつく人」にならない
ムカつく上司などに、感情的に反論したり、あからさまに無視したりという対応はするべきではありません。
ムカつく相手に、感情のまま反撃しても、その時は気持ちがスッキリするかもしれませんが、長い目で見た時にはあなたが損してしまう可能性があります。
勢いで仕事を辞めてしまう
また、ムカつくあまり、後先を考えずに仕事を辞めることもオススメしません。
転職はあなたの人生に関わる大きなイベントになるはずです。
一時の勢いで決断してしまわずに、しっかり準備したうえで仕事を辞めるほうがいいです。
うつ病・体調不良のまま我慢し続けない
イライラがストレスになり、それがたまり続けると、心身にダメージを与えてしまうことがあります。
そのような兆候が出ている場合や、そうなった場合は、会社に届け出て休職をした方がいいです。
しかし、なかにはそれを認めないブラック企業・ブラック上司もいます。
そういう会社は、すぐに辞めてしまった方がいいです。
自力で退職を言い出すのも辛い場合や、退職が認められないなら、、退職代行サービスを利用しましょう。
あなたの代わりに、退職の意向を会社に伝えてくれるサービスです。
業者に依頼した日から、即日会社に行かずに辞められることも多いため、仕事に関する苦しみからすぐに逃れることができます。
こちらのサイトに詳しくまとめられています。
会社や上司が嫌いで仕事を辞めるときの注意点
安易に辞めることはおすすめできませんが、色々な対処法を試しても、ストレスが溜まるようであれば、仕事を辞めるのもアリだと思います。
しかし、その時にいくつか注意すべきことがあります。
これらを踏まえて、一時の感情ではなく、冷静に計画を練ったうえで辞めましょう。
「上司・会社が嫌い」を理由にしてはいけない
転職活動では、退職理由を聞かれることが多いですが、「上司や会社と上手くいかなかった」という理由は好ましくありません。
「うちとも揉めてしまうのではないか」と思われ、印象が悪くなります。
転職面接では、「転職によってどのような仕事をしたいか」を伝えるのがセオリーであり、「〇〇の仕事をしたいが、今の職場ではそれが叶わないので転職したい」とした方がいいです。
辞めたい理由を分析する
実際に辞めてしまう前に、自分がなぜ辞めたいかを分析しましょう。
- 上司が理不尽に指示してくるのがストレス
- 上司のパワハラがひどく、体を壊してしまいそう
- 自己中な同僚に振り回され、自分の仕事ができない
- 売上を上げるために不正する社風が合わない
- ワンマンな社長で、自分たちの意見が一切通らない
などなど、「ムカつく」という一言で終わらせずに、「誰が」「どのような問題を起こすのか」と分析してみましょう。
そうすると、「今度はワンマンではない会社に転職しよう」「売上より顧客満足を重視する企業にいこう」などの対策が立てられます。
それによって、転職しても同じことになるのを防げるだけでなく、転職理由に応用できることもあります。
在職したまま転職活動する
先に辞めてしまってから転職活動すると、収入がない状態から焦りにつながり、落ち着いた判断ができなくなります。
そのため、焦ってしまい結果的にもっとブラックな会社に転職するリスクがあります。
在職しながら転職活動をすると、焦ることがないため、本当に良い会社に転職できる可能性が高まります。
しかし、今の仕事を続けながらの転職活動は、時間が取りにくい問題があるため、転職エージェントの利用をおすすめします。
エージェントを利用すると、あなたの希望や経歴に合った求人を紹介してくれ、応募先とのやり取りも代行してくれるので、自分だけでやるよりも効率的に転職活動ができます。
数あるエージェントサービスの中でも、親身なサポートで評判なのは「dodaエージェントサービス」です。
また、若年層の転職に特化しているのが、「ハタラクティブ」で、第二新卒や20代ならばこちらがオススメです。
仕事を辞めたい理由には人間関係が多い
仕事を辞めたいほどムカつく時の対処法などを紹介していきました。
退職の理由として、「人間関係」が挙がることが非常に多く、上司などが嫌いになって仕事辞める人は少なくありません。
まずは対処法を試したうえで、どうしてもストレスが減らない場合は、体を壊してしまう前に転職してしまうのもよいでしょう。
しかし、一時の勢いだけで辞めるのではなく、しっかりと万全の準備をしたうえで行動に移すことを強くオススメします。