仕事を辞める理由として一番よく言われるのが、人間関係の問題です。
その中でも、上司とそりが合わないというのが圧倒的に多いです。
そこで今回は、仕事を辞めたいほど上司が嫌い時にはどうしたらいいか、また、本当に辞めるときに、上司にどう伝えたらよいか、というポイントについてまとまました。
上司が原因で仕事を辞めたいと考えている人は参考にしてみてください。
目次
上司が嫌で辞めたい人はとっても多い
そもそも、仕事を辞めたい理由には色々なものがあります。
・職場の人間関係
・給料が安い
・残業が多い
・仕事が合わない
・会社の方針が合わない
仕事を辞めたい理由について詳しく知りたい人はコチラを参考にしてください。
https://wot.blue/2020/05/03/sigotoyametaicheck/
その中でもやっぱり多いのは、人間関係の問題で、やはり「上司とうまくいかない」という理由がよく見られます。
私の上司は怒鳴ったりはしないけど、作り物めいた笑顔で毒を吐き、作り物めいた笑顔で理不尽を言う。怒鳴り散らさないだけマシかもしれないけれど、その笑顔を見るたびに言いようのない嫌悪感を感じる。ある夜、その笑顔がどうしても脳裏から離れず、泣きじゃくりながら死ねと叫び物に当たってしまった
— みかん@新卒辞めたい (@qGN9n0kJewapfCb) June 11, 2020
早く就職先決めて今の会社辞めたいなあ
外出自粛中に出された課題をやっていた時、自分の課題を私に押し付けて毎日「今日もやることないね〜」って電話をかけてきた挙句に私の出した物を俺のだって言い張るクソ上司と、周りと違って出勤してる俺たち偉い!と時代錯誤な勘違いをしている会社には飽きた— かりんとー (@karinto6224) June 7, 2020
介護職員が辞めたいと思うのは
介護のお仕事が嫌なんじゃなくて
入居者さんが嫌いなんじゃなくて
いつも嫌味な言い方しかしなくて
でも仕事(雑用)は次々頼んできて
アレやれコレやれと急かしてきて
そんな理解の薄い上司が居るから
退職の2文字が頭をよぎるんだよね
とフォロワーさんのツイ見て思った— ひろひげ (@hirohige1234567) June 5, 2020
会社では、おかしな同僚や部下に苦しめられることもありますが、相手が上司の場合は、明らかに向こうが間違っていても、なかなかそれを指摘できません。
これが同僚や部下と揉めた時との違いであり、上司とそりが合わないときのストレスは、職場の人間関係のなかでも一番厄介なものになると思います。
こんなにもいる「ダメ上司」のパターン
このように、上司が嫌いになってしまうと、仕事を辞めたくなるリスクが高くなってしまいます。
しかし困ったことに、私たちにストレスを与えるダメ上司には、本当に色々な種類があります。
理不尽の塊
とてもやりきれないような量の仕事を押し付けてきたり、教わってないことを質問したら「そんなこともわからないのか」など、理不尽な言動をしてくる上司は多いです。
このよな人間は、イライラするだけではなく、まともに仕事が進められないなどの問題の原因になることもあり、厄介な存在です。
パワハラ・セクハラ
暴言や暴力のほか、仕事の指示の範囲を超えた命令をするパワハラや、性的な言動で不快感を与えるセクハラも大きな問題です。
上司や会社の偉い人間が、その立場を利用して、色々なハラスメントをしてくるケースが非常に多いです。
自己中心的
ミスは部下のせいにして、手柄は自分のものにするなど、自分のことしか考えない自己中な上司もいます。
自己中な上司の下についてしまうと、その上司の利益のためだけに、いいように使われてしまいます。
言うことがコロコロ変わる
その場その場で深く考えずに発言している上司は、言っていることがコロコロ変わります。
指示された通りに仕事をやったはずなのに、次の日になって「これじゃダメだ」と言われることが日常茶飯事で、仕事がスムーズに進みません。
仕事ができない
コネやゴマすりで出世してしまった上司は、仕事の能力がないため、適格な指示をもらえなかったり、的外れな発言で部下を困らせます。
仕事がうまくいかないだけでなく、上司への信頼感がなくなり、仕事へのやる気もなくなります。
・・・ざっと紹介するだけにでも、これだけのダメ上司のラインナップがそろいます。
このようなダメ上司のパターンや、対策については以下の記事にまとめています。
このような上司に嫌気がさして、ストレスを抱えると、仕事へのやる気は当然無くなります。
その結果、仕事を辞めたくなり、本当に辞めてしまうケースもあるでしょう。
「嫌な上司への対応術」はあなたを助ける
仕事を辞めたいほど上司にストレスを感じるならば、転職や異動で環境を変えてしまうのが一番です。
世の中には、クソ上司がのさばるブラック企業もあれば、尊敬できる上司のいるホワイトな企業もあります。
環境を変えることで、ストレスがなくなることは珍しいことではありません。
その一方、新しい環境でも、ダメな上司がいる可能性はゼロではありません。
そのため、「嫌いな上司への自分なりの対処方法」を作り上げることができると、多少のダメな上司がいてもうまく対応できるようになります。
実際、ストレスを与えてくる上司の対処法には、色々なものがあります。
- 自分の考え方を変える(仕事だと割り切って考える、上司に期待しない)
- 仕事に差し支えない範囲でなるべく関わらないようにする
- 同じような被害者と協力体制を作る
- ストレス発散法を作る
- 他の上役とパイプを作り、ダメ上司のことをこっそり相談する
この手の能力は、実践で磨き上げていくのが一番です。
ダメ上司のもとで仕事をするという経験は、このスキルを伸ばす機会でもあります。
対処法を身に着けることができれば、もしこの先同じような上司に出くわしたとしても、比較的うまく立ち回ることが出来るようになります
もちろん、ストレスを抱えすぎて常に体調が悪くなってしまうならば、早々に環境を変えた方が良いです。
しかし、まだそこまでのレベルではないならば、嫌いな上司対応スキルを身に着けるチャンスと考えてみてもいいかもしれません。
そのスキルが、将来のあなたを救ってくれることになるかもしれません。
仕事を辞めることを上司へ伝える時のポイント
嫌いな上司のもとで仕事をする場合の、意外なメリットを紹介しましたが、良い転職先が決まった時など、本当に仕事を辞めるべき時もあるでしょう。
そんな時は、どのように退職を伝えればいいでしょうか。
まず考えないといけないのは、退職の意向を伝えた場合、ほぼ100%引き留めをされるということです。
普通、会社にとって従業員が辞めるということは、引継ぎの手間や、新しい採用のコストがかります。
「仕事を辞めるなんて甘えだ」「お前のために言うが・・」みたいな感じで説教してきたり、気味悪いほど優しく接してきたり、いきなり給料アップを提示してくるなど、そのやり口は様々です。
なかには、「退職を認めない」と主張してきたり、恫喝するなどのハラスメント行為をしてくる場合があります。
ハラスメントを受けたり、退職を伝えるのが辛い場合は、退職代行サービスを利用する手もあります。
数万円の費用が掛かりますが、退職を伝えるときのストレスから解放され、スムーズに退職の交渉が進むようになります。
また、自力で退職を伝え、円満退職したい場合には、こちらの記事の内容が参考になります。
https://wot.blue/2020/03/22/sigotoyametaiienai/
ここで特に強調したいのは以下の3点です。
直属の上司に伝える
重要な話は、直属の上司にするというのが会社組織の常識です。
仕事を辞めるという話は、これ以上ないほどのナイーブな話なので、直属の上司に伝えるのが本来のやり方です。
そこを無視して別の人に伝えると、話がこじれる可能性があるので、基本的には避けましょう。
余裕を持って伝える
円満に退職するには、辞めたい日の1か月か2か月前くらいに言い出しましょう。
突然の退職は、会社側も混乱しやすいため、「引継ぎが必要だから」と引き留められる可能性があります。
また、就業規則に「退職するときは○か月前に申告すること」と規定されていることが多いです。
それに従う形で申告した方が、話はスムーズに進みます。
「上司への不満」を辞める理由にはしない
辞める理由がダメ上司への不満だとしても、それを正直に言わない方が良いです。
「チャレンジしたい仕事がある」「家庭の都合」などの無難な理由にしておきましょう。
不満を理由にしてしまうと、その上司から恨まれたり、引継ぎや退職の手続きで嫌がらせをされるリスクが生まれます。
ムカつく上司に反撃して、スッキリしたい気持ちはわかりますが、その人間とは辞めたらもう一生会いません。
今後一切関わらないので、だんだんとその存在も忘れていきます。
そのため、一時の満足のためにリスクを負うよりは、表面上円満に退職して、遺恨を残さずに手を切ってしまったほうが、あなたのためになります。
仕事を辞めるのに上司の許可など必要ない
このようなポイントを押さえて上司に伝えれば、スムーズに退職の話が進むと思います。
しかし、「本当に辞められるか不安だ」「退職を認めれくれなかったらどうしよう」という不安を持つ人もいるかもしれません。
多くの人が勘違いしがちなポイントなのが、そもそも退職するのに会社の承認は必要なく、基本的に、従業員が退職の意思を示せば退職は成立するということです。
従業員には、退職する権利が与えられており、それを行使すれば一方的に辞めることができます。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
https://wot.blue/2020/05/05/sigotoyametaiyamesasetekurenai/
それこそ極端な例ケースだと、退職届を内容証明郵便で送り、その中に2週間後までを有給消化に充てる旨を載せ、必要な返却物を郵便などで送って一方的に辞めることも法律的には可能ではあります。
ここまでの極端なことを実行する猛者は少ないかもしれませんが、それすらも可能なほど、従業員の辞める権利は強いものです。
もし、会社側が「辞めるなんて認めない」「辞めるなら損害賠償請求するぞ」と脅してくる場合や、残業代や給料の未払いをしてくるならば、弁護士が対応する退職代行業者に相談するという方法もあります。
弁護士が退職交渉をすることで、未払い給与残業代を請求できたり、有給消化の交渉も代わりにしてくれます。
また、本物の弁護士が対応することで、相手も下手なことをしようとはしなくなります。
例えば、「弁護士法人みやびの退職代行サービス」は、弁護士が退職交渉に当たってくれるおすすめの退職代行サービスです。
なお、こちらのページには、色々な退職代行業者についてまとめています。
上司が原因で退職する人は多い
以上のように、上司が嫌で仕事を辞めたいと考えてしまう人に向けて、嫌な上司のパターンや対処法、辞めるときのポイントをまとめました。
上司が嫌だとストレスがたまるものですが、意外に役立つスキルが身につくこともあります。
しかし、ストレスを抱え続けると、最悪の場合は体調を崩してしまうこともあるので、そういう場合には転職することで環境を変えるのが一番いいでしょう。
うまく仕事を辞められるか不安な人は、記事の中で紹介してきたリンクを参考にしてください。
https://wot.blue/2020/03/22/sigotoyametaiienai/