目次
テーマ・オススメ対象
テーマ(概要)
プロ野球掛布元選手の話を切り口に、成功する人の努力とそうでない人の努力の違いについて
オススメ対象
年代性別など特にとらわれず幅広く使える。掛布(元)選手や野球のことに詳しい人の方が響きやすい
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本文:努力しても必ず成功するわけではない。成功するための努力とは何か。
成功するためには努力を重ねることが必要である、ということは誰もが知っていることでしょう。
学校で教えられたり、テレビや本などで成功した人が紹介されているのを見て学んでいると思います。しかし同じくらい努力したとしても成果の出る人もいればそうでない人もいます。
本人の身体的な能力や周りの環境によるという要因もあると思いますが、それ以外にも重要な要素があるのではないかと思います。
プロ野球好き、特に阪神タイガースが好きな人は、掛布雅之というバッターを知らない人はいないと思います。かつてのタイガーズで主力選手として活躍しており、「ミスタータイガーズ」と呼ばれるほどの実力と人気を兼ね備えた人でした。
その彼が努力について話すエピソードが印象的です。
彼は毎晩、寮で毎晩500回バットを振っているということを周りの人にほめられたとき、それを否定してこういったそうです。
「プロになったら毎晩500回くらい素振りをするのは当たり前、それは努力とは言わない」
「一回一回を、どういうピッチャーがどういう球を投げてくるか、というのをイメージしながら素振りをするということに意味がある」
「そういう考えをしないでただ素振りしても腕の筋トレにしかならない」
つまり、やみくもに頑張るということではなく、成功するためにはどのように努力すべきかということを意識しなければいけないということです。
つまり、根性を発揮してがむしゃらに頑張る!というスタンスよりも、「成功につながりやすい努力とは何か」を考えなければならないということです。
学校ではそういうことには触れず、ただ努力することは良いことだという教えにとどまりがちです。しかし実際に社会で成功を収めるためにはそれだけではダメだということを掛布元選手の話は教えてくれます。
このようにして「成功するための努力」を考えることが大事だと思いますが、ではどういう努力をするのがいいかをしっかりと考えなければいけません。
そこで、どんな分野にも応用が利く努力の方法を本で調べました。いくつかご紹介したいと思います。
まず、アレもこれもと欲張らず、改善するポイントを一つに絞り、徹底的にそれに集中するということです。
複数のことを一度にしようと思うと時間が割かれるほか、意識が分散します。一度に一つと絞り、それに力を注ぐことで改善する可能性がかなり高まります。
そして、集中して取り組んだことが改善することで自分のなかでも自信がつき、次の改善する点に移るという流れを作ることでスムーズに上達するでしょう。
また、自分のやり方、こだわり、プライドを一切捨てて成功している例を徹底的にまねるという方法もあります。
成功している例をあらゆる角度から分析し、それを完全に再現できるように徹底的に真似ることです。
だいたいの場合、「この部分は自分の方法がいい」のような妙なプライドがあり、中途半端にしか真似できず失敗するということが多いですが、自我をすべて捨て成功例を完全にトレースできると、理論的には必ず成功することになります。
環境などの制約はあるかもしれませんが、できるところまで徹底的にまねをするという意識で研究し、再現してみるということは下手に自分で考えてやるよりも成功の可能性が高いといえます。
以上のような方法があるようですが、その中で今の自分の環境にあった方法を考えて実践してみることが大切だと思っています。
何より大切なことは無闇に頑張るのではなく、成功するためにはどういう努力が効果的かということを常々考えながら頑張ることだと思います。
エッセンス・構成・代替案
エッセンス
むやみに努力するだけでは成功しない、成果をだすためにはどのように努力するかを考えなければならない
構成
①掛布選手の例を引き合いに出し、考えて努力をすることの大切さを説明
②考えて努力をするうえでの例を2つ紹介
③自分の環境に合わせて、そのような努力の方法から良いものを選んで実践したいと思う
代替案
①→工夫して努力をして成果を挙げた人の例
②→例の他にもどんな分野でも応用できる努力の方法があればそれを入れてもいい
③→②の例を受けて、自分自身が今後どのような努力をするのかということを公言できると素ピーチとしてベスト
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