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テーマ(概要)
将棋の世界とひふみん(加藤一二三)を切り口にして、負けず嫌い精神の大切さについて
オススメ対象
将棋が好きな人・男性・年代は高め
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本文:ひふみんの負け様に見る負けず嫌いの精神
最近将棋の世界で、藤井聡太四段の活躍と連勝記録に注目が集まっていますね。
若い人が活躍し、過去の記録を塗り替えるとなればやはりすごいことだと思います。
また、同じ将棋会のお話で、加藤一二三(かとうひふみ)さんの引退についてもニュースとして取り上げられています。
この人はテレビのバラエティ番組によく出演しているので、将棋ファンでなくても彼を知っている人も多いと思います。「ひふみん」の愛称で親しまれていますよね。
この方も有名であり、引退することとなってしまった対局の様子とともに最近メディアで取り上げられていました。
私は特に将棋会のファンでもなければ、最近のニュースを見ているだけのにわかファンのレベルですらないので恐縮なんですが、彼の最後の対局に様子を見て心を打たれるものがありました。
この方は現在77歳で現役最年長の棋士と言われており、今回の対局に敗北すると引退という状況でした。
しかし対局の終盤になり、ひふみんの負けが濃厚になってきます。
対局を見ている方々も勝敗が決したことがはっきりしてきたようなのですが、将棋の対局では配色が濃厚になったとしても、本人が「参りました」と負けを宣言するまでは終わらないのが一般的なようです。
そこで、もはや彼に「参りました」の宣言を待つような空気になってきました。
しかし彼はすぐに宣言をせず、対局の場から20分ほど席をはずします。
そして帰って来て、今回、感想戦(勝敗が決したあと、対局した者同士で試合を振り返る機会を設けているの慣例のようです)はしないと伝え、「参りました」と宣言し、そのまますぐに会場を去っていきました。
後日のニュースやインタビューでも、そのときの心情について、本人からははっきりしたことは話されていないと思います。
ただ、私はこの様子をみて、負けることがそして引退となることが本当に悔しかったのではないかと感じました。
おそらく同じように感じられた方も多かったのではと思います。
あの振る舞いは、負けを宣言することも、感想戦をやることにも、悔しくてなかなか気持ちの整理がつかなかったからではないかという印象を受けました。
これが若手のホープならまだしも、彼はもう77歳で多くの人はとっくに仕事生活をリタイヤして、余生をどのように過ごそうかを考えていると思います。
しかしそうではなく、本当にプライドを持って将棋に臨んでいて、負けず嫌いだからこそあのような振る舞いになるし、この年齢まで第一線で活躍されていたのだと思います。
よく成功するためには負けず嫌いであれ、というような言葉を聞きます。
ひふみんはまさにそれを体現されているなと感じます。ここまでの高齢で第一線で活躍してきたのも納得です。
私達は将棋の世界ほどシビアな世界で生きているわけではないですが、この負けず嫌いの精神は見習うべきところがあるのではないでしょうか。
失敗したときに素直に仕方ないかと妙に聞き分けよく諦めるよりも、それを受け入れられずに悔しがるくらいに、仕事にプライドを持って臨むことも大切ではないのかと感じました。
これからは公式戦では対局をすることができないようなのですが、将棋でも、またそれ以外の活動でもご活躍されることを願っています。
エッセンス・構成・代替案
エッセンス
プロの世界で長年活躍している人の勝負への姿勢から、負けず嫌いの精神で仕事に臨むことの大切さを学ぶことができる。
構成
①将棋に関する最近のニュース
②加藤一二三(ひふみん)についての紹介
③引退がかかった試合での振舞い
④負けず嫌い精神を自分達も仕事で発揮すべき
代替案
①→将棋に関するニュース(羽生さんなどの棋士に関するニュースなど)
①~③→将棋以外でも、プロスポーツで長年活躍している人が最後まで負けず嫌いで勝負にこだわっている姿の紹介
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