- 「こんなテキトーな上司と仕事したくない・・」
- 「上司が厳しすぎてついていけない・・」
多くの人が上司との関係に悩み、ストレスを抱えがちです。
「上司というものは、尊敬できて、ついていきたいと思わせてくれる頼もしい存在」というイメージがあるかもしれませんが、実際はそんなことはありません。
モラルが低く、能力が無いなどの原因で、「こんな上司についていけない」と悩むケースは非常に多いです。
そこでこの記事では、以下の点についてまとめました。
- ついていけないと感じさせる上司の特徴
- 上司についていけないと感じた時の対処法
- 厳しすぎてついていけない上司の対応方
- 上司への不満で転職するときの注意点
ついていけない上司には、上司の性格やモラルに問題がある場合と、上司本人が優秀すぎる場合の2種類あります。
パターンによって、大きく対処法は変わります。
また、上司についていけないから転職する人は多いですが、実際に動き出す場合は、応募先に好印象な転職理由を考える必要があります。
この記事を読めば、上司についていけないという悩みの対処法がわかるので、上司との関係の苦しみが軽くなるでしょう。
目次
「ついていけない」と感じさせるダメ上司の3タイプ

部下が「ついていけない」と感じる場合、ほとんどは上司側の問題です。
これから紹介する特徴がある上司は、部下に「ついていけない」と感じさせるダメ上司です。
性格に問題がある
ミスをしたら嫌味を言ってきたり、ネチネチ指摘するような性格の上司は、部下をゲンナリさせ、やる気を削ぎます。
また、口ではかっこいいことを言うものの、細かいことは全て部下に任せて自分は何もしない「口だけタイプ」の上司もやる気を奪います。
このように、性格に問題があり、やる気を奪う上司は、部下に「ついていけない」と感じさせます。
能力に問題がある
「仕事ができずに尻ぬぐいばかりさせられる」「ウジウジ悩んで意思決定できない」という上司は頼りないものです。
このタイプは上司にふさわしい能力がないため、「この人についていって大丈夫か?」という不安を感じさせます。
また、これとは逆に、自信がありすぎるために、自分のやり方を部下に押し付けてくる上司もいます。
育成能力が高い人は、部下の性格や得意分野を見て育てられますが、無能な上司は、自分のやり方を押し付けることしかできません。
モラルがない
部下を性別や立場(正社員か派遣か、など)で差別する人間や、自分の保身を第一に考える人間もいます。
「これだから派遣はダメなんだ」という言葉を吐いたり、失敗の責任を部下に押し付ける上司がこれにあたります。
このタイプの上司は、セクハラやパワハラも平気で行い、もっとも部下のやる気や気力を奪う有害な存在です。
「上司についていけない」と感じた時の対応方法5選

このように、上司の能力や人間性に問題があり、「ついていけない」と感じる場合はどうすればいいのでしょうか。
まずは、これから紹介する5つの方法のうち、あなたにあったものを試してみてください。
気が合う人、尊敬できる人を探す
仕事での人間関係は、上司がすべてではありません。
同僚や部下、ほかの部署の上司など、色々なつながりがあるのが普通です。
上司以外の人とのつながりをもち、協力することで、上司に頼らずともスムーズに仕事が進んだり、モチベーションが上がったりします。
上司のさらに上司に相談する
これは、モラルの低いタイプの人間の場合に特に有効です。
モラルの低い上司の場合は、会社上層部にばれたら困る言動が多いため、その証拠を残し、上に出してみるのです。
スマホで録音したり、その上司の日ごろの言動を時系列や日記のように記録に残しておき、提出するのも有効です。
会社の上層部が良心的な場合は有効ですが、会社全体のモラルが低い場合は、うまくいきません。
また、嫌味が多い程度や、仕事の能力が低いというレベルの場合だと、そこまで大ごとにするのは難しいです。
やんわり指摘する
ダメなところを直接上司に指摘してしまう方法もあります。
この方法は、性格的は良いが能力が低い上司にうまくいくこともあります。
しかし、「指示がわかりにくい」「教わった方法だとうまくいかない」などの批判をそのまま伝えては、上司としても面白くありません。
そこで、
- 「指示内容について詳しくお聞きする時間をもらえませんか?」
- 「色々なケースが考えられるので、ケース別の対処法も教えてもらえますか?」
など、少し回りくどいものの、カドが立ちにくい言い方をしましょう。
相手のプライドを傷つけない言い方で、やんわり伝えられれば、上司を変えられる可能性があります。
上司のツボを見つける
精神論を押し付けてきたり、なかなか決断できない上司は、その上司が重視している”ツボ”を見つけましょう。
- 細かい報告を好む上司ならば、とにかく報告を細かく行う。
- 自分の責任を取りたがらない上司の場合、進捗状況をさらに上の上司にも行う。
このように、上司の特性を知り、それを利用しながら付き合うことで、うまく仕事を回すことも可能です。
仕事を完璧にこなす
嫌味が多い上司や、差別的な発言をしてくる上司には、文句のつけようがないくらいに仕事を完璧にこなす方法もあります。
簡単なことではありませんが、仕事ぶりで上司を黙らせるのは何とも言えない爽快感があります。
逆にどんな仕事をしても認めないタイプの上司には、逆に最低限の仕事しかしない方法もあります。
どうせケチをつけらるなら、仕事へのエネルギーを節約し、転職などの準備に力を注ぐのもアリです。
優秀で厳しすぎる上司についていけない場合は・・

上司についていけないと感じるのは、ダメな上司ばかりではありません。
仕事が完璧で優秀であるがゆえに、部下にもそれを求めてしまうケースもあります。
この場合は、大変でも、まずは何とか頑張ってみるのがよいでしょう。
まっとうな仕事ぶりなのであれば、その上司についていくことで仕事の能力があがり、地位や給料が上がる可能性もあります。
そのため、半年や一年くらい、大変な環境で自分を鍛えることで、その後の仕事人生を好転させるチャンスであるとも言えます。
ただし、以下の場合は注意が必要です
- 毎月長時間残業になっている(45時間以上)
- ストレスのあまり体に異常が出ている
- 1年以上上司についていっているが、自分の成長が無い
この場合は、今の環境に居続ると体を壊したり、時間の無駄になるため、異動か、最悪転職してでも今の上司から離れた方がいいです。
上司についていけないから転職するのはアリ?

このような上司が原因で仕事を辞めたくなるのはよくある話で、実際、人間関係が理由で退職する人は多いです。
ただし、上司についていけないという理由で仕事を辞めたい場合は、以下の2点に注意しましょう。
上司以外に不満が無い場合は慎重に考える
上司についていきたくないけど、それ以外には不満ががないという場合は、転職するかどうかを慎重に考えましょう。
転職によって、ついていけない上司からは解放されますが、それ以外の要素も変化します。
その結果、給与や残業時間など、別の要因で不満を持つ危険があります。
そのため、勢いで辞めるのではなく、待遇面でよい会社に転職を決めてから、仕事を辞めるほうが望ましいです。
好印象を与える転職理由にする
また、上司が理由で転職したいときは、「上司についていけないから辞めた」と話すのは印象が良くない点に注意しましょう。
転職面接のときには、「人間関係で辞めた」と言ってしまうと、「ウチの会社でも人間関係で問題を起こすかもしれない」と思われる危険があります。
そのため、以下の点を退職理由にできないか考えてみましょう。
- 残業時間が長すぎる
- ストレスで体調を崩している
- 自分のスキルや年収をアップさせたい
このような理由であれば、転職活動のときにマイナスなイメージを持たれません。
転職活動に自身が無い場合は、転職エージェントを利用するのがオススメです。
あなたの経歴や希望を伝えることで、それにあった求人を紹介してくれるほか、面接や書類選考のアドバイスをももらえます。
あなたの状況を伝え、好印象な転職理由について相談しましょう。
対応の親身さが評判の、大手エージェントの「dodaエージェント」
20代の転職・就職サポートに特化している「ハタラクティブ」がオススメです。
ちなみに、転職エージェントは、転職が決まったら際に企業側からお金をもらうので、転職者は無料で利用できるのも嬉しいところです。
「上司は尊敬できる存在のはず」と期待しても無駄
「ついていけない」と感じさせる上司の対策を紹介してきました。
仕事の場では、「ついていけない」と感じる上司でも、言うことを聞かなければいけないのは辛いところです。
上司はリーダーシップがあり、「ついていきたい」と思わせる人のはずだ・・と期待したい気持ちもわかります。
しかし、現実には「ついていけない」と感じさせる上司が非常に多く、世の中は理不尽です。
紹介してきた内容を試し、慎重に考えても、やっぱり耐えられない場合や、厳しすぎる上司についていけない場合は、転職を考えるのも一つの方法です。
色々な選択肢から、自分に合いそうなもの、納得できるものを考えるのがよいでしょう。