ストレスな上司のパターンとその対処法

理不尽な上司に負けないために知っておきたい3つの特徴と3つの対策

理不尽な上司にイライラしている様子のイメージ画像

あなたの職場に理不尽な上司はいませんか?

「憎まれっ子世にはばかる」ではないですが、理不尽な上司も職場にはびこっているものです。

このような上司のもとで仕事をしていると、ストレスがたまり、仕事も上手くいかず、「会社に行きたくない」なんて気持ちにもなってしまいます。

このような理不尽な上司には、どのように対応すればよいのでしょうか。

 

理不尽な上司にはいくつかのタイプがあり、それに合わせて対処することでストレスを減らすこともできます。

そこで今回は、理不尽な上司のタイプと、その対処法をまとめました。

理不尽な上司に毎日イライラしたり、被害を受けそうな人はこの内容を参考にして、自分の身を守ってください。

目次

理不尽な上司3つのパターン

まずは、理不尽な上司の言動の例を把握しましょう。大きく分けて3つのパターンがあります。

 

そのときの気分で対応が変わる

昨日の指示の通りの仕事をしたら、今日に「その方法はダメだ!」と言ってくるように、指示がコロコロ変わるタイプの人間です。

また、昨日は優しくておおらかなのに、今日はイライラしており、昨日怒らなかったことを突然怒り出すような、情緒不安定なタイプもいます。

 

指示がコロコロ変わるようであれば、仕事のやり直しが多くいつまで経っても進みません。

また、情緒不安定なタイプはその日の機嫌によって対応が変わるので、機嫌がいいかどうかを常に伺わなければいけません。

また、このタイプは部下をえこひいきすることが多く、周りをイライラさせます。

 

丸投げしたにもかかわらずあとから口を出す

能力のない上司は、部下にムチャな丸投げをすることが多いものです。

「とりあえずよくわからないけどこれやっといて」を仕事を振り、質問をしても「知らん、自分で考えろ」と言い、自分はその仕事に関わろうとしません。

にもかかわらず、あなたがその仕事をそれなりに仕上げたら、「あれは違う」「もっとこうしたほうがいい」と注文をつけてくるパターンです。

 

このタイプは、自分でイチから考えるやる気なないものの、出来上がったものを見て口を出してきます。

この行為によって、「完成間近まで進んでいたものが、上司の一言でやり直しになる」というケースもあります。

 

責任を取らない、逃げたがる

チームの中でミスがあったとき、その最終的な責任を負うのが上司の役割です。

しかし、その役割を放棄し、ミスを部下になすり付けます。

このタイプは、上司に報告するときに「○○のせいです」と原因を部下に押し付けます。

 

また、顧客にお詫びしないといけないシチュエーションのときに席をはずし、その場にいる他の部下に謝らせたりします。

自分が出した指示のせいで失敗したときでも、「私はそんなことを言った覚えは無い」とごまかします。

 

また、部下から判断を求められたら敢えてあいまいな表現をしておき、後から分が悪くなった際には、「私が前に言ったのはそういう意味ではない」と言い逃れたりもします。

その鮮やかな責任逃れは、実に見事なものです。

タイプ別・理不尽な上司の対策

記録に残す様子イメージ画像

このような特徴のある理不尽な上司ですが、どのような対策が必要でしょうか。

タイプ別に有効な方法がそれぞれあります。まずはこの内容を意識しましょう。

 

気分でコロコロ変わる上司は、マメに確認をいれつつスルーする

気分でコロコロ変わる上司への対策ですが、まずは仕事の指示が変わることの対策として、マメな確認を取りましょう。

また、指示を変えられたときは、「昨日は○○とおっしゃっていましたが、××に変えるということですね。」と念押ししましょう。

気分で判断している上司にとって、この確認はプレッシャーになります。

 

また、感情の起伏が激しい場合は、いちいち気にするのを止めることです。

イライラをぶつけられたときには、はいはい言ってしたがっている素振りを見せつつ、スルーしておきましょう。

このタイプは気分で考えが変わるので、感情的になっているときの言動をあてにしてはいけません。すぐに忘れます。

 

丸投げ上司は方針確認をしておく

丸投げした後に口を出す上司には、進捗を随時確認し、進め方や方針を知らせておきましょう。

理不尽な人間の発言を真に受けてはいけません。丸投げされたからといって、最後まで放置されると思わないほうがいいでしょう。

 

この手のタイプは、丸投げされたとは言っても逐一状況を伝え、進め方の方針の許可を取りましょう。

たとえ「報告はいらない、君が自分で進めろ」と言われても、メールなどで進捗を伝え、その都度上司へ進め方を見せていきましょう。

なにも見せないまま進めたものの、あとから「これは違う」と言われないために必要です。

 

責任をなすりつける上司にはメールなどで履歴を残す

問題があったときに責任を押し付けてくる上司には、事前に責任のありかが分かるように動きましょう。

例えば、「私はそんな指示出した覚えは無い」と責任逃れをする相手には、指示をもらった段階でメールを送りましょう。

「今回の打合でこのような指示をいただきました」という内容を、上司と関係者へメールで送るのです。

このときは、第三者(関係するほかの部署や上司のさらに上の上司など)も送信先に入れることで、より客観的な証拠として残すことが出来ます。

 

このように、「誰がどう指示を出していたのか」が客観的に分かるようにしておくと、上司があとから責任をなすりつけるのが難しくなります。

パワハラ的な理不尽上司への対抗策

このように、理不尽な上司にはタイプ別に色々な対策をとることが大切です。

しかし、理不尽の度合いが強く、パワハラめいた接し方をされてしまうと、あなたの心身に悪影響になりかねません。

そのような上司に対しては、ただ我慢するのではなく、逃げたり反撃することも必要でしょう。

そのような対抗策も知っておくべきです。ここでは3つの方法をご紹介します。

 

ターゲットにならない

理不尽な上司のなかには、自分のストレスを発散させるために、部下に強くあたるという人間もいます。

このような上司は、「こいつになら何言っても大丈夫そうだ」という特定の人物に狙いを定めて理不尽にあたる傾向があります。

間違ってもそのターゲットになってはいけません。

 

狙われやすいのは、「いい人で理不尽を我慢する」「断るのが苦手」「人に認められたい」というタイプです。

こういうタイプは上司から理不尽を言われても、我慢して耐えてしまう傾向があるのです。

 

しかし、理不尽な上司に尽くしてもいいことは一つもありません。

心身が壊れてしまうリスクもあります。

時には断る、怒ったポーズを見せるなど、適度に反抗することも必要です。

 

同僚と協力し、村八分状態にする

このような上司には、あなたの他にも多くの人が苦しめられていることが多いのではないでしょうか。

そこで、同じ境遇にある同僚に声をかけ、協力しましょう。

部下全員で、その上司に最低限のコミュニケーションしかとらないという状況が出来れば、上司も違和感を持つでしょう。

 

自分がチームのメンバーから信頼されていないという状況を感じさせられれば、上司が理不尽な態度を取りにくくなると思われます。

人間は周りに味方がいなくなるとかなり不安になるため、同僚の協力を取り付けられれば、かなりのプレッシャーを与えられます。

 

上層部に訴える

対抗策としては王道ですが、実際やるとなるとリスクも伴い大変です。

会社の上層部や人事などの専門窓口に訴えるときは、パワハラと認定されるような行為を記録に残しておき、それをもとに訴えなければいけません。

ボイスレコーダーのほか、メールのやり取りを残しておいたり、最悪あなたによる記録でも構いません。

詳しくはこちらの記事内「上司に逆襲し、退職に追い込む3つの方法」を参考にしてください。

 

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しかし、多少の理不尽さは組織のなかではどうしても起こります。

理不尽という点だけで上層部に掛け合っても、「君たちが頑張りなさい」と言い返される可能性があります。

そのため、パワハラレベルの行為がないと、上司を左遷させたり処分するのは難しいでしょう。

 

また、会社の体制がしっかりしていないと、あなたが上司について訴えたことがその上司本人に伝わることがあります。

その場合はかなりリスクが高いので、これは最終手段としたほうがいいでしょう。

理不尽な上司に「仕事を辞めたい」と思ったら

以上のように、理不尽な上司のタイプとその対処法をご紹介してきました。

理不尽な上司の人間性を変えるのは難しいものです。それよりもあなた自身の考え方や言動を変えたほうがいいでしょう。

上司と上手く付き合う方法を見つけられれば、仕事もしやすくなります。

 

色々と手を尽くしても、状況は変わらず、理不尽な上司に「辞めたい」と思う事もあると思います。

そんな時にはこちらの記事が参考になります。

 

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勢いで仕事を辞めるのではなく、辞めるべきかどうかを冷静に考えたうえで判断することをおすすめします。

 

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