- こっちから話しかけないと、一切関わってくれない
- 仕事の指示がもらえず、どうしたらいいかわからない
あなたに興味がなく、関わってくれない上司は、私たちのやる気や、成長の機会を奪います。
とはいえ、上司の無関心さをどうにかするのは簡単なことではなく、途方にくれてしまうかもしれません。
そこでこの記事では、以下の点についてまとめました。
- 上司が部下をほっとらかしにする理由
- 部下に興味が無い上司が起こす悪影響
- 上司が無関心なときの対処法
上司が無関心な場合は、他の頼れる人を見つけたり、上司を捕まえやすい声かけをすることで、ある程度上手く進められます。
最悪の場合は転職することも一つの選択肢になります。
この記事を読めば、上司が無関心な場合の対処法や身の振り方についてわかるので、無関心な上司によるストレスや悩みが楽になると思います。
目次
部下をほっとらかしにする上司のパターン
まずは、無関心な上司のパターンをご紹介します。上司が無関心な理由には大きく分けて3つあります。
他の人・他の仕事に力を入れている
上司がいくつものプロジェクトを抱え、他の案件に力が入るあまり、放置状態になるケースです。
上司がキャパオーバーになり、部下へのフォローができない状態になる場合も、これに当てはまります。
「部下をフォローしなきゃ」という意識はありつつも、実際には動けていないパターンです。
部下の成長のために「任せて」いる
無関心ということは、口出しを一切しないという意味でもあります。
この場合、部下が自分で考えて仕事を進めるので、いちいち上司から言われるよりも成長します。
あえてほっとらかし状態にし、部下が苦労しながら力をつけることを狙っているケースとも言えます。
この場合、「育成のために任せてもらっている」と部下が理解していれば良いのですが、そうではない場合は「放置されている」と不満を持つことになります。
コミュニケーション能力がない上司が、部下に任せようとした場合にこのようなすれ違いが起こりがちです。
そもそもやる気が無い
「他にエネルギーを割いているから」「部下の成長を思っているから」などの事情などはなく、ただ単純にやる気が無いパターンです。
このパターンの上司は、上の二つの理由に比べて悪質です。
部下の育成にやる気が無い場合もあれば、仕事そのものにやる気が無い場合もあります。
部下の育成にやる気が無い場合は、あなたがその上司に気に入られれば無関心ではなくなる可能性もあります。
部下に興味が無い上司が起こす弊害
部下に無関心な上司は、部下にとって嫌な存在であるのは間違いありません。
具体的には、以下のような悪影響を及ぼします。
やる気を下げる
人には承認欲求というものがあり、他の人から認められることでその欲求が満たされます。
小さい子供がいい子にするのは、親に褒められたいからだとはよく言われますが、程度が違えど大人でも同じことが言えます。
ですが、上司が無関心な場合、仕事を通じて人に認められることがほとんどありません。
こうなると「自分の会社から必要とされていないのでは?」「自分は会社にいる意味がないのでは?」と感じてしまい、モチベーションが下がります。
ミスを引き起こす
本来上司の役割は、部下の仕事をフォローし、ミスをさせないことです。
部下に興味が無い上司はフォローをしないので、当然ミスしてしまう可能性が上がります。
とくに、仕事に慣れていない部下が、無関心な上司に当たってしまうと、教えてもらえず、聞くのも難しいので、仕事に大きく支障が出ます。
成長できない
上司との仕事のなかで、やり方を教わったり、仕事ぶりを見ることで部下は成長します。
しかし、無関心な上司から学ぶ機会はかなり少ないため、部下の成長もおぼつきません。
部下に関心がない上司への対策
このような無関心な上司へはどのように接するのがよいのでしょうか。
主に3つの対策が考えられます。
他の上司とのパイプを作る
直属の上司がダメなら、他の上司とのパイプを作りましょう。
直属の上司のさらに上司とコンタクトをとるのもいいですし、他の部署の上司と仲良くなるという方法もありです。
折に触れて質問をしたり、声をかけられたときには良い返事をするなどで、じわじわ仲良くなれば、いつの間にかパイプができます。
ただし、あからさまに直属の上司をないがしろにするのはよくないので、バランスを見ながら徐々にアプローチするのがいいでしょう。
上手く捕まえる
無関心な上司は、こちらから動かない限りコミュニケーションがとれないので、積極的にアプローチしましょう。
「今お時間よろしいですか・・」と曖昧に声をかけるのではなく、
- 「○○の件で相談があります、10分ほどよろしいでしょうか?」
- 「××関連で決裁をいただきたい件があります、5分ほどよろしいでしょうか?」
というぐあいに要件と必要時間を伝えましょう。
このとき、「長く時間とらないよ」というアピールをすることが大切です。
無関心上司は自分の時間をとられるのを嫌がることが多いためです。
メールを活用し、証拠を残す
対面で時間をとってくれなければ、メールで報告しておくことが重要です。
このとき、あなたと上司だけではなく、関係者(できれば無関心上司の上司も)もあて先に巻き込み、「自分はきちんと上司に報告をしている」という証拠を残すことが重要です。
これは、万一あとから「報告を聞いていない」と無関心上司が言い出した場合に対抗できる証拠となります。
コミュニケーション不足によるトラブルは後から起こるため、自分側は積極的にホウレンソウしているというアピールを行ないましょう。
無関心上司は、口うるさい上司よりストレスは少ない
無関心な上司にはデメリットが多いですが、実はメリットもあります。
無関心ということは「干渉(=口出し)が少ない」と考えることができます。
部下にとって上司が構ってくれないとやる気が下がるかもしれませんが、細かいところまで口を出されると、ストレスが溜まりがちですが、無関心で干渉が少ない上司は、口を出されるストレスとは無縁です。
実際、仕事を進める際、自分で進める自信や決裁権がある場合は、上司からの口出しなどない方がスムーズにことが運びます。
無関心な上司が嫌で転職するのはあり?
無関心な上司によってやる気があがらなかったり、仕事が上手く行かない場合は、仕事を辞めたいと思ってしまうかもしれません。
しかし、転職をすると給与や残業時間、仕事内容も変わるため、後悔する可能性もあります。
自分が本当に辞めるべきかは、以下の条件に当てはまるかどうかで考えてみましょう。
- 社内に頼れる人がおらず、仕事でミスばかり起こる
- 辞めたい理由が他にある(残業が多い、給与が低い、社風が合わないなど)
- 20代で、仕事へのやりがいを第一に考えたい
特に、20代の人で仕事へのやりがいや成長を第一に考えたい場合は、無関心な上司によって時間や成長の機会を無駄にするよりは、転職した方がいいかもしれません。
転職を検討する場合は、転職エージェントの利用をオススメします。
エージェントを利用すると、あなたの経歴と希望に合わせて、求人を紹介してくれます。
また、その会社の社風や雰囲気について詳しく教えてくれることが多く、自分だけで求人情報を読むよりも会社のことを詳しく知ることができます。
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マネジメントしない上司には、こちらがマネジメントしてやる
無関心な上司に対しては、こちらから積極的に声をかけたり、複数の人を巻き込んだメールを送りましょう。
場合によっては他の上司ともパイプを作り、頼れる相手を増やすことも必要です。
このようは方法で、あなたから上司へアプローチをかけることで、無関心な上司であってもやる気を落とさず仕事ができるはずです。
普通は上司が部下のマネジメント(管理・監督)をするのですが、逆にあなたが上司を上手く利用する形で管理してやりましょう。
しかし、どうしてもうまくいかない場合は転職してしまうのも悪くありません。
特に、20代の人で仕事のやりがいを最優先したい人は、時間を無駄にしないためにも、早めに見切りをつけるのも悪くありません。
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