「仕事を辞めたい指数診断」や「仕事辞めたい度チェック」など、webを検索すると、退職を悩んでいる人向けのサイトが、たくさん見られます。
「仕事を辞めたい」と思いながらも、いざ実行しようと思うと、本当に今辞めてしまっていいのか・・と迷うことが多いようです。
確かに、一時の感情で簡単に辞めると後悔したり、ずるずると続けるより新しい環境に飛び込んだ方がよかったり、本当に辞めていいのかの決断に、自信が持てないこともあるでしょう。
そこで今回は、辞めたい理由別に、辞め時や、るべきことについてまとめました。
仕事を辞めたいと悩んでいる人は、ぜひチェックしてみてください。
要因別・仕事を辞めたいサイン
まずは、仕事を辞めたいと多くの人が思うポイントをまとめました。
あなたが以下の点に当てはまる場合は、仕事を辞めたいサインだと言っていいでしょう。
当てはまるものがないかどうか、チェックしてください。
①ストレス的要因
人間関係が悪い
職場内のいじめや無視など、職場には人間関係のトラブルがつきものです。
上司との折り合いがつかなかったり、同僚に問題視がいるなどの理由で、人間関係がストレスになることが多々あります。
また、仕事上必要な情報が知らされなかったり、協力を頼めなかったりなど、人間関係が原因で仕事がうまく回らないこともあり、それがまたストレスになります。
長時間労働
残業時間が長かったり、休日出勤をさせられるなど、仕事量が多すぎるために長時間労働を強いられることがあります。
一般的に月80時間を超える残業は違法性が疑われ、健康に悪影響を及ぼしがちです。
毎月80時間近い残業を強いられている場合は、「仕事を辞めたい」と思うのも無理のないブラックな労働環境です。
パワハラ・セクハラ
近年よく言われるようになってきましたが、上司や先輩社員による様々なハラスメントが、職場で横行することがあります。
パワハラの例
・暴行を加えたり罵声を浴びせる
・人格を否定する
・無視する、理不尽な言動を繰り返す
セクハラの例
・体を触る、性的な言葉をかける
・性的な関係を強要し、拒否すると配置換えななどの不利益な待遇を与える
・「男のくせに・・」「女のくせに・・」などの性差別的な発言
あなたがこのような被害に遭っている場合は、ストレスが心身に蓄積されていくため、早めに職場を変えるべきです。
②キャリア的要因
給与が低い
年を重ねていくごとに、結婚して子どもを育てていくことを考えると、だんだんとそれなりの給与をもらう必要がでてきます。
しかし、十分な昇給がされなかったり、もともとの給与が低い場合、今の会社にい続けてもそれが叶わないことがあります。
そういう場合は、今の会社に居続けるべきかどうか悩むのが普通です。
正当な評価がされない
上司や会社の評価体制が脆弱な場合、実力や成果に応じた正当な評価がされません。
中小企業でそのような体制ができていなかったり、大企業でも評価体制が機能していないと、上司の主観で評価が決まってしまうことがあります。
不当な評価でボーナスが少なかったり、昇進できずに給料が変わらない、などの状況になると、辞めたくなるのは当然のことです。
社風や会社の方針が合わない
軍隊のような精神論のゴリ押しや、顧客の利益よりも会社の売り上げを優先する考え方など、社風や方針が合わないケースもあります。
このような状況だと、自分がそこで働き続けることに違和感を感じてしまいます。
この場合、すぐ辞める理由にはならないにしても、「いつかきっかけがあれば辞めよう」と悶々と考えることになりがちです。
③業務内容的要因
仕事の内容が合わない・やりがいを感じない
人には向き不向きがあり、人によって適した仕事は違うものです。
それが合っていないと、成果が出にくいだけではなく、仕事をしていてストレスを感じてしまうものです。
もっとも、どんな仕事も慣れるまでには時間がかかるのが普通で、最初は合わないと思っていても、次第にうまくできるようになるものです。
しかし、1年続けても仕事が上達せず、違和感を感じ続けるようならば、その仕事が合っていないと考えるべきです。
要因別・仕事の辞め時ととるべき行動

このように、「仕事を辞めたい」と思ったときには、その理由が上の内容のうち、どれに当たるかチェックしてみてください。
そして、それがどの要因に当てはまるかによって、退職すべきかどうか、辞め時はいつか、どのような行動をとるべきか変わります。
ストレス的要因なら早々に辞めるべき
人間関係・長時間労働・パワハラ、セクハラの場合は、早めに辞めるべきです。
長期間ストレスがかかることで、心身に悪影響が出てきます。
まずは、今すでにあなたの健康に異常が出ていないかチェックしましょう。
以下の兆候が2週間以上続く場合は、放っていくとうつ病になる危険があります。
・不眠(睡眠薬を服薬しないと眠れない)
・食欲がない(食べても味がしない、食べても戻してしまうなどの摂食障害も含む)
・感情の起伏が激しくなっている
・休みの日も何もする気が起きない無気力状態
・以前に比べて集中力が極端に落ちている
このような症状が見られる場合は、早めに辞める選択をとった方がいいです。
ストレスが原因での体調不良が続き、自分でも限界が近い場合は、すぐに辞めることをオススメします。
退職を切り出しても引き留めれられ、自力で辞めるのが難しい場合は、ストレスを抱え続けるのではなく、退職代行サービスを利用してでも辞めてしまう方が良いです。
数万円の出費にはなりますが、体を壊してしまい、働けない体になってしまうよりは、長い目で見た時にあなたのためになります。

また、ストレスを抱えているものの、まだ仕事を続けていけそうな場合は、転職活動を始めるのがいいでしょう。
在職しながら転職活動をすれば、焦らずに次の仕事を決めることができるので、理想に近い職場に転職できる可能性が高まります。
ただし、仕事をしながらの転職活動は、時間とエネルギーを使うので、大変ではあります。
そういう負担は、転職エージェントを利用すればかなり少なくなります。
あなたに合った企業を紹介してくれる
転職サイトに載っていない情報をたくさん持っている
選考活動のアドバイスをしてくれる
応募先企業とのスケジュール調整をしてくれる
このように、転職について色んなことをエージェントが代行してくれるので、不安が少なく転職活動を進めることができます。
ストレスで疲れているときは、あまり前向きになれないかもしれませんが、転職エージェントに相談することで、転職について前向きになるアドバイスがもらえるでしょう。
数あるエージェントサービスの中でも、親身なサポートで評判なのは「dodaエージェントサービス」です。
知名度優先で選びたい人は、業界最大手の「リクルートエージェント」を利用するとよいでしょう。
また、私が実際に利用してみて感触が良かったのは「転職エージェントのパソナキャリア」です。自分にあった求人を数多く紹介してくれました。
このように、ストレスが理由で仕事を辞めたいときは、自分のペースで構わないので、今の環境から抜け出す動きを勧め始めましょう。
何も行動しないままだと、ストレスがたまり続け、あなたの心身を壊してしまいます。
ちなみに、すでにうつ病の診断が出てしまった場合は、いきなり退職せずに休職をとり、一定期間休みましょう。
この状態になってしまったら、体をじっくり休ませないと、満足に動けるようになりません。
逆に、うつ病になってしまわないうちに、今の環境から抜け出すことをおすすめします。
キャリア的な要因は準備をしたうえで転職を
また、「給与」「評価や昇進」「社風や方針」が理由の場合も転職をするべきですが、キャリアアップになる転職を目指しましょう。
それを実現するためには、いきなり転職するのではなく、以下の準備をとることが大切です。
①目標とする条件の求人を探す
転職サイトや求人情報を見て、あなたが希望する業界・職種・社風・給与などが実現できる求人情報を探しましょう。
転職サイトなら業界最大手の「リクナビNEXT」がオススメです。
(無料の会員登録をすれば、スカウトメールなどの便利な機能が使えるようになります)
転職サイトで希望する求人がない場合は、転職エージェントに登録しましょう。
転職エージェントでは、転職サイトやハローワークには出回っていない「非公開求人」を見ることができます。
業界最大手の「リクルートエージェント」や、そのほか大手の「dodaエージェントサービス
」「パソナキャリア
」に当たってみましょう。
②希望する企業から内定を得るための努力をする
今のあなたの経歴や能力で、理想とする求人で内定が取れれば、それに越したことはありませんが、なかなかそうはいかないことがあります。
特に、給与を挙げたい場合は、資格が必要だったり、今の会社での実績が必要なこともあります。
転職エージェントサービスを利用した場合は、希望する企業から内定を得るための具体的なアドバイスをもらえます。
今のあなたに足りない要素を教えてくるので、何をするべきかがはっきりするでしょう。
※ただし、エージェントにも善し悪しがあるので、具体的なアドバイスをもらえない場合は、交代を依頼するか、別のエージェントサービスに登録しましょう。
資格が必要な場合は、勉強によって資格を得ることができないか挑戦してみましょう。
また、プロジェクトを成功させた実績や、マネジメント経験が必要な場合は、自分から立候補してみるなどの動きをとり、実績を挙げるたの行動も必要かもしれません。
少々時間がかかるかもしれませんが、資格・実績をつけることで、確実にあなたの市場価値はあがり、より良い条件で転職できる可能性が高まります。
仕事のやりがいがないなら異動を希望してみる
最後に、仕事内容が合わない、仕事にやりがいが感じ場合は、まずは社内で部署移動ができないか相談してみましょう。
半年~1年続けても成果が見られない場合は、そのことを上司や会社も把握していることも普通なので、あなたからの申請に前向きに検討してくれる可能性があります。
この時大切なのは、今の仕事を担当する中でも、希望する職種に関するアピールをしてみることです。
例えば、たまたま希望する職種に近い仕事が振られてきたら、期待されているレベル以上の仕事をすると、適性をアピールできます。
また、自主的に希望職種の仕事をやってみて、それを上司に提出してみるという方法もあります。
大企業で、業務分担がガチガチに固められている場合は、怒られてしまう危険がありますが、仕事内容が溢れている中小企業の場合は、自主的な努力は喜ばれることが多いです。
このような工夫をしつつ、人事異動の希望を出して、それでもかなわない場合は転職しましょう。
仕事辞めたい人におすすめの診断サイト
以上のように、仕事を辞めたい人が、本当に辞めるべきかどうか、どう動くべきかのチェックポイントを紹介してきました。
このような人に人気のサイトを紹介しておきます。
本格的なものから、遊び感覚で楽しめるものまで、いろいろあるので、試しに利用してみるのがいいでしょう。
①5分でできる職場のストレスチェック
厚生労働省が運営しているサイトで、あなたがどれくらいのストレスを抱えているかが気軽にチェックできるサイトです。
57問と質問の種類は多いですが、簡単に診断できるので、それほど時間がかかりません。
診断結果から、ストレスを軽減するためのアドバイスをもらえるサイトへ誘導されたり、本格的に悩み相談に乗ってくれるための案内があるなど、内容が充実しています。
②今の仕事は天職? それとも転職すべき?! 診断でチェック!
「マイナビフレッシャーズ」が運営している、若手社員向けの診断サイトです。
今の仕事が自分にあっているかを、10個の質問でチェックしてくれます。
「目標とする人物が社内にいるか」「大きな仕事をしたとに充実感あるか」など、今の環境でのモチベーションや、やりがいについて、振り返られる問いかけをしてくれます。
③もう限界?!仕事辞めたい指数 60秒診断【全10問】
制作元(制作者)がよくわからないサイトですが、「仕事 辞めたい」の検索結果に頻繁に登場する人気のサイトです。
簡単な質問で気軽に仕事辞めたい度数をチェックできます。内容の信ぴょう性は不明なので、遊び半分で楽しむのがいいでしょう。
診察結果をTwitterなどのSNSで共有することができるので、若者が気軽に利用してるのだと思われます。
辞め時や動き出す時期は理由によってそれぞれ
以上のように、仕事を辞めたいと思う人向けに、すぐに辞めるかどうか、どうすべきかなどのチェックポイントを紹介しました。
仕事を辞めたい理由によって、辞め時や動くべきことは変わってきますので、あなたに合った対応をとってみてください。
最後に、記事内で紹介してきた転職や退職サービスについてのリンクを貼っておきます。

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