厄介な上司や部下

正論を振りかざすだけの上司に、上司としての価値はない。

正論を振りかざす上司のイメージ画像

「正論を言う上司」というと、一見よさそうなイメージがありますが、実際に職場で正論を振りかざしてくる上司は厄介です。

正論しか言わない上司は仕事の進行を遅らせ、部下を苦しめる存在といっても過言ではありません。

 

これは、実際に正論を振りかざす上司がいる人にはよくわかる話ですが、そうでない人にはピンと来ないかもしれませんね。

そういうあなたは、もしかしたら正論をまき散らし、周りの人を苦しめているかもしれません。

 

そこで今回は、正論を振りかざしてくる上司がなぜダメなのか、そういう上司への対処法、そして、正論を振りかざす上司にならないための考え方をまとめました。

正論上司に苦しめられている人や、「正論がなぜいけないの?」と疑問な人はぜひ参考にしてください。

正論で追い詰めてくる上司はなぜダメなのか


正論を振りかざす上司はなぜダメなのでしょうか。正論は筋の通っている正しい言葉であり、悪いイメージはあまりありません。

しかし、職場で正論を振りかざしてくる上司は、確かに職場に悪影響を与えます。

その理由は以下の3つです。

 

①仕事は正論だけでは回らない

組織の中では、「あいつには協力したくない」「彼の言うことなら聞くしかない」などというしがらみや、期限が近いのに意思決定を渋る経営層など、理不尽なことがたくさんあります。

そうなると、正論だけではとても仕事を回すことができず、ある程度の妥協が必要なこともあります。

 

そんな時に、上司が正論を振りかざし、妥協案を否定されてもどうすることもできません。

いろいろな制約があるなかで落としどころを探るときに、理想的な正論で妨害されてしまうとだいたい失敗します。

 

②正論は言い返せない

正論は、正しい論理なので、間違っているところを指摘して言い返すということができません。

正論に対して言い返そうとしても、言い訳がましくなり「言い訳するな」と一喝されたり、そんな言い訳じみたことを考える自分が嫌になったりします。

 

どちらにしろ、上司によって正論をぶつけられると、部下には大きなストレスがたまります。

毎日正論ばかりを部下にぶつけられた部下が、言い返せないストレスのあまりうつ病になって休職してしまうケースもあります。

 

③人は理屈だけでは動かない

のちに詳しくまとめますが、人は理屈だけは納得できません。本当に納得して前向きになるには、感情面も非常に大切です。

正論を振りかざす上司は、理屈を伝えるだけで部下が納得したと考えることが多く、感情面を気にしない傾向があります。

そうなると、常に不満を抱えたまま仕事をさせることになり、部下のやる気を下げてしまいます。

正論しか言わない上司はいらない

このように、正論を振りかざしてくる上司は部下に悪影響を与えます。

そもそも、正論は筋の通った正しい論理なので、誰でも思いつきやすいものです。

つまり、部下だって、「本当はこうすべき」ということをわかっていることが多いものです。

それでもその通りにできないのは、人間関係のしがらみや、予算・納期の制限など、理不尽な環境に困っているからです。

 

そのたえ、上司が本当にするべきなのは、正論を振りかざすことではなく、正論を踏まえながらも、理不尽な状況を考えたうえで、現実的な案をアドバイスすることです。

 

それをせずに正論だけを振りかざす上司は、はっきり言って仕事の邪魔にしかならず、「言っていることは正しいが、全く従う気にならない」と部下に思わせてしまいます。

正論モンスター上司にならないために必要なこと

正論で追い詰める上司のイメージ画像

このように、正論をふりかざすだけの上司は職場に良い影響を与えません。

正論だけしか言わないことの危険を知らないと、正論で部下を追い込んでいく、いわゆる「正論モンスター上司」になってしまいます。

 

また、上司という立場に限らず、友人付き合いや夫婦関係でも、正論だけをぶつけて相手を困らせる「正論モンスター」にならないように気を付けるべきです。

それでは、正論モンスターにならないために気を付けるべきことは何でしょうか。

ここでは5つご紹介します。

 

①現実的な代案も出す

部下が正しい考え方を理解していない可能性もあるので、正論を踏まえて伝えることは非常に重要です。

しかし、正論を踏まえたうえで、それが何かしらの制約でできないという状況ならば、現実的な案も出すべきです。

それによって、正論を踏まえながらも仕事が滞ることはなくなります。

 

②人は理屈では動かないことを知る

私たちは、「正しいことをしなさい」と子どものころに教えられますが、現実は、正しいことばかり起こるわけではありません。

「いけない」とわかっていても夜更かしをしたり、勉強をサボったりしてしまいます。

いくら正しいことを言っても、その通り動くわけではないのです。

正論を言おうとしたり、説得するときには、「人は理屈だけでは動かない」ということを知っておく必要があります。

 

③気持ちに共感する言葉をかける

人の感情面で納得を生むには、相手の気持ちを理解してやり、共感することが大切です。

例えば、プロジェクトの関係者に振り回されている部下には、「みんな勝手なことばかり言って困っちゃうよな」と声をかけましょう。

その一言でなにか問題が解決するわけではありませんが、人は自分の気持ちを分かってくれる言葉をもらうだけでストレスが減り、相手への親近感が増します。

その効果によって、感情面での納得感を強くすることができます。

 

④理屈・感情両方に訴えつつ、最後は感情

理屈で説得する場合には、必ず感情にも訴えるようにしましょう。

「こうあるべき」という正論を伝えた後は、相手の立場や気持ちを理解する言葉をかけたり、日ごろの頑張りへの感謝を伝え、期待していることを伝えるなど、色々な方法で相手の感情面でのケアをしましょう。

正しい理屈を伝えたあとは、ひたすら感情面のケアをおこなって、やる気になってもらいましょう。

 

⑤信頼関係を作る

相手との間に絶対的な信頼関係があれば、感情のケアが無くても、正論ではなくても言うことを聞かせることができます。

上司として目指すところは、信頼関係を作り上げて、細かい説得がなくても、部下をその気にさせることかもしれません。

 

しかし、それは簡単なことではなく、一朝一夕にできることでもありません。

とはいえ、信頼関係をつくることへの努力を欠かすべきではないでしょう。

こちらの記事を参考にしてみてください。

部下と信頼関係を築く上司になるための5つの特徴と5つの行動とは?

 

正論を振りかざす上司への対処法

このように、正論を振りかざす上司にならないためのポイントを紹介してきました。

それでは、もしあなたの上司が正論モンスターだった場合、どのように対応したらよいでしょうか。

 

まずは、「上司に言われそうな正論を先回りして洗い出しておく」ことが必要です。

正論を突っ込まれそうな状況のときは、現実に苦しんでいるあなたが一番よくわかるはずです。

正論によって突っ込まれるのは、だいたい妥協してしまっているところです。

その点を中心に洗い出してみましょう。

そのうえで、次の2点を意識してください。

 

①妥協している理由や背景も一緒に報告する

「本来はこうするべきだが、〇〇の理由でそれができずにいる」という感じで、正論通りにできない理由も先に話してしまいます。

「予算の関係でできない」「納期の関係でそこまでできない」などの理由を一緒に伝えることで、相手の言うであろう正論を先に潰してしまいましょう。

 

理想は、「予算の壁を超えればやれます、交渉をお願いできないでしょうか」、と上司にぶんなげてしまうことです。

そうすると上司も妥協し、正論のツッコミから逃れることができるでしょう。

 

②「今後そうするつもりです」と先に伝える

「今はここまでしかできていませんが、本来はこうするべきなので、今後詰めていきます」という論法で、先に正論を潰してしまう方法もあります。

 

時間的の猶予がある状況でないと使えませんが、突っ込みどころを先に挙げておき、「それは今後の課題として取り組んでます」と伝えることで、突っ込みを回避しましょう。

 

 

①、②の方法のどちらにせよ、言われそうなことを想定しておき、先にこちらから言ってしまうことで、正論や突っ込みを回避することができます。

頭の弱い上司などにはきかないこともありますが、うまくはまれば有効な対策になります。

正論との正しい付き合い方を

以上のように、正論を振りかざす上司の問題点や対策法、自分がそうならないためのポイントについてまとめました。

 

正論は、理不尽な現実が渦巻く仕事の場では、解決策にならないことが多いものです。

それをきちんと把握し、相手の感情にも配慮しながら、現実的な案を出すことを心がけましょう。

そして、正論を振りかざしていく上司に対しては言われる前に先に言っておくことで突っ込みを回避しましょう。

 

正論は、物事を正しく導く指標になりますが、使い方を間違えると、仕事を失敗させる凶器にもなります。

使い方を間違えないように慎重に利用しましょう。

 

正論を振りかざす上司に心が潰されそうなときなら転職も考えましょう

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