部下を育てるコツ

いつの間にか部下を腐らせてませんか?知っておきたい3つの原因

部下が腐るイメージ画像

やる気があり積極的だった部下が、時が経つにつれてだんだんと消極的で元気がなくなっていく・・なんてことはないでしょうか?

これは俗に言う「腐る」という現象です。

人はどんな環境でも、どんなことでもやる気を持って努力するということはできません。やる気にムラもあれば、環境によって一気に下がることも多くあります。

 

しかし、上司としては部下が腐ってしまいやる気がなくなっていくのを黙って見ているわけには行きません。

仕事において部下が腐ってしまうのは主に3つのパターンがあります。そして、そのどれもが、上司のフォローによってある程度防ぐことができます。

今回は部下が腐ってしまうパターンとその対処法をまとめました。

どのようなときに人は腐るのか、そしてそれはどのように防ぐべきなのかということを知り、やる気のある部下を腐らせてしまわないようにしたいですね。

部下が腐る理由①言行の不一致

まず、部下がなぜ腐ってしまうのかということを順番に理解しましょう。

まずは「言行の不一致」です。これは簡単に言うと「言ってることとやってることが違う」ということです。

 

これには色々なバリエーションがあります。例えば以下のようなパターンです。

・経営者は「顧客第一に考えて事業を行なう」と話しているのに、現場では「目標達成のため、いかに顧客からお金を巻き上げるか」という観点で話をしている。

・「残業少ない、有給消化率も高い」と入社時に言われていたのに、実際に配属になった部署では毎日残業し有給も消化できない雰囲気である。

・上司が偉そうに人に注意するくせに、自分はたいした仕事ができていない。

 

このように、言行の不一致は会社全体でのレベルから、上司個人のレベルまで色々あります。

「言っていることとやっていることが違う」と強く感じさせてしまうと会社や上司に対して不信感が募り、仕事へのやる気も失われてしまいます。

上司としては、部下からこのようなことを言われないように色々とコントロールしなければいけません。

言行を一致させる具体例いろいろ

先ほど上げた例については以下のように対応するべきでしょう。

・目標達成のための打合では、

「会社からの売上目標達成をするために、まず顧客満足を実現させよう、その上で売上につながる動きをとるべきだ」

「顧客満足を上げる方法と、満足していただいたお客様から購入をいただくための方法を考えよう」

という話をする。

 

つまり、会社から求められる成果と、経営層からのメッセージが矛盾しないように調整・翻訳する能力が現場リーダーに求められます。

これが参考になります

部下のモチベーション低下を防ぐために上司は「翻訳能力」を磨け!

 

・残業や有給などの待遇面での矛盾は、現場リーダーが調整するのは難しい。

しかし、残業に波があるなら「年中残業があるわけではない」と説明したり、有給消化率が社内の部署間であるようならばその旨を正直に伝える

できれば、なぜもともと言われていた待遇と実際に違いがあるのかが、合理的に説明できると望ましい。

結局、伝えたところで残業や有給が話と違うという現実は変わりませんが、せめて先んじて伝えることで部下が抱えるモヤモヤ感は少なくなります。

なお、本来は実際と違いがあるような待遇の説明は避けるべきです。上司のあなたがもし変更させられる立場なら、変えせたほうが入社後に腐るリスクは減ります。

 

・上司自身が「言ってることとやっていることが違う」とツッコまれて腐らせてしまうのはもってのほか。普段の言行に気をつける。

この記事をお読みになるような勉強熱心な方であれば、その心配はないと思います。

しかし、心当たりがないかどうか改めて振り返ってみるのもよいかもしれません。

一応この記事も参考になります

マウンティングする棚上げ上司は愚か、そうでない棚上げ上司は聡明

 

部下が腐る理由②課せられる目標の難易度が極端

高すぎる目標は部下を腐らせます

また、部下が腐ってしまうもう一つの理由は「与えられる業務の目標の難易度が極端であること」です。

よくあるのが、数値目標が極端に高く、達成させるためのイメージが描けないというパターンです。

こうなってしまうと「どうせ頑張っても目標は達成されず、評価もされない」という思考になり、頑張らなくなります。

 

この場合、上司としては、まず目標の根拠やその背景をしっかり理解させる必要があります。

その上で目標に届かせるためのプランを描き、実行させるように導く必要があります。

目標を設定する部署がよほど雑に仕事をしない限り、会社から与えられる目標は十分達成可能だったり、何をすれば達成できるかというシミュレートは出来るはずです。

上司が目標達成へのプランを考え、部下に目標を達成させるイメージを持たせないと、部下が勝手に諦めて腐ってしまいます。

こちらも参考になります。

できる上司は知っている!部下のやる気を上げ目標達成させるためのコツ

 

なお、どうしても無理だという目標を提示されることもあるかもしれません。

その場合はやむを得ませんが、上司が独自に達成可能そうな目標や目安を示してやることも必要でしょう。

本来は会社からの目標を目指させるべきですが、それがあまりにも非現実的である場合ならばこうした目安を示したほうがよいです。

仕事が簡単すぎる場合も腐る

また、目標が簡単すぎるや、業務そのものが簡単すぎるという場合も問題です。

簡単に出来てしまう場合も人はやる気があがりません。仕事を退屈に感じてしまい、やりがいを感じなくなり、やる気もだんだんと下がります。

この場合は、まずその仕事の重要性を伝えてあげ、その仕事への意義を持たせることが重要です。

 

また、上司の裁量で適切な難易度の仕事を任せてみるということもよいでしょう。

これの良し悪しは会社の文化にもよりますが、一般的に部下を成長させるのは上司の役割の一つです。

そのため自分の仕事をいかに任せて部下にやらせるかということが重要です。なので自分で責任を負える範囲であれば、仕事を振ってみましょう。

仕事が簡単すぎて腐ってしまう状態ならば、新しい仕事、より難しい仕事を与えるのは本人も喜ぶはずです。

 

もし新しく任せた仕事がスムーズに出来るならばあなた自身も楽になるため一石二鳥です。

なお仕事の振り方についてはこちらが参考になります

これで仕事が楽になる!部下とチームを育てるための仕事の教え方

 

部下が腐る理由③理不尽をフォローできていない

そして3つ目は「理不尽な環境をフォローできていない時」です。

まず大切なのは、「理不尽な現象」自体はどの組織でも大なり小なり起こることを理解することです。理不尽そのものをなくそうとすることは不可能です。

その上で、理不尽な環境におかれた場合に上司がどのようにフォローするかということが大切になるのです。

 

部下が会社の理不尽さに直面してしまったときには、それが発生している背景や、その環境に対して上司自身はどう考えているか、どう捉えているかを伝えます。

そうしたアプローチによって部下の心のモヤモヤを少しでも軽減させることが大切です。

こちらが参考になります

部下の不満に対応する方法とは?納得感ある説明で心のモヤモヤは解消できる

 

厄介なのは、理不尽な状況が部下自身の評価に直結してしまう場合です。

昇格や昇給が関わる目標の設定が理不尽で、頑張っても目標が達成されず、その結果会社からも評価がされないとなった場合は大半の部下が腐ります。

この場合もやることは同じですが、特に気を使って色々と話をする必要があります。会社からの評価以外の点でモチベーションが上がるような働きかけを行ないましょう。

綿密なコミュニケーションで早期治療を

このように部下が腐ってしまう理由と、その対策法についてご紹介しました。

基本的な方針としては、綿密にコミュニケーションをとり、腐るリスクを事前に察知することが重要です。

ここで紹介した「どんなときに人は腐るか」というポイントを事前に知っておけば、事前にリスクを察知しやすくなるはずです。

 

人は一回腐ってしまったら元に戻すのに大変な労力がかかります。食品も一度腐ってしまったものはもとには戻らないでしょう。それに近いものがあります。

そうならないためにもリスクを知り、頻繁に話しかけ、早期治療を行なうようにしましょう。

理不尽についてはこちらも参考になります

理不尽な職場でも、上司の振る舞いしだいで部下は前向きになる。

 

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