目次
テーマ・オススメ対象
テーマ(概要)
滝沢カレンとひふみんのデート企画から感じた長所を活かすためのチームの編成
オススメ対象
バラエティ番組が好きな人のほうが響きやすい。若い人のほうが望ましいか。
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本文:滝沢カレンとひふみんと働きアリの法則から考える成果の出るチームに必要なこと
人間集団心理に関わる法則として、「働きアリの法則」というものがあります。
働きアリの法則(はたらきアリのほうそく)とは、働きアリに関する法則である。パレートの法則(80:20の法則)の亜種で、2-6-2の法則ともいう。
働きアリのうち、よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくる。
働きアリのうち、本当に働いているのは全体の8割で、残りの2割のアリはサボっている。
よく働いているアリと、普通に働いている(時々サボっている)アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。
よく働いているアリ2割を間引くと、残りの8割の中の2割がよく働くアリになり、全体としてはまた2:6:2の分担になる。
よく働いているアリだけを集めても、一部がサボりはじめ、やはり2:6:2に分かれる。
サボっているアリだけを集めると、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれる。
出典:Wikipedia
この法則の面白いところは、よく働く2割を間引いても残りのアリのうち2割が働くようになり、サボっているアリだけを集めても同じような配分になるということです。
これは人間の世界においても同じことが起こるとよく言われます。色々な部署から優秀な社員を集めてチームを作っても、その中の若い社員が雑用を押し付けられやる気が無くなる・・となったり、「周りにこんなすごい人たちがいるから、自分は頑張らなくてもいいな」と思ったりなどでサボるようになり、結局2:6:2に分かれるとのことです。
これはつまり、人は周りの環境によっていかようにも変わりうるということだと思います。
そのことを思わぬところから実感したことがありました。
「笑神様は突然に・・・」というバラエティ番組の中の企画で、滝沢カレンとひふみんがデートをするというものがありました。
滝沢カレンは美人モデルですが、日本語の使い方がかなり独特でバラエティに出演すれば多くの笑いをとるタレントで、ひふみんは最近まで現役の棋士でありながら独特なキャラクターでこれもまた多くの笑いをとる人です。
彼ら二人が一緒に行動したら、いったいどんな面白い展開になるのかという期待を持ってスタートしたのですが、結局フタをあけてみたら滝沢カレンがあまりボケず、ひふみんにやんわりツッコミを入れる展開になりロケが終わりました。
そのツッコミも元気のない中途半端な感じで、ひふみんの面白さを十分引き出せたような感じでもなく、何より滝沢カレンに話があまり振られないので、彼女の面白い言葉のボケもあまり飛び出さず、お互いのよさが十分に発揮されずに終わってしまった感じでした。
もともと滝沢カレンはツッコミを入れるようなタイプではないですが、自分より圧倒的な天然ボケをするひふみんを前にしてツッコまざるを得ない状態になったのであろうと思います。
やはり人は周りの環境によってどういう行動をとるのか、どういう立場になるのかが違ってくるのだと感じます。
バラエティで考えるならば、ボケの人ばかりを集めても全員が同じように力を発揮するのではなく誰かがツッコミに回ることになるのでしょう。
そうなると、ボケばかりを集めるよりも、ツッコミの人も入れてバランスのよいチームにしたほうが、チームとしはよいパフォーマンスになるのだと思います。
このことは仕事においても同じではないでしょうか。
優秀な人ばかり集めてもその人たちが全員存分に力を発揮することができないことが多く、それよりも色んなタイプの人を集めてバランスをとるほうが、チームとして大きな成果を上げられると考えられます。
チームリーダーをしている上司の中には「どうして自分のチームの中には優秀な人がいないんだ」と嘆く人も多いでしょう。
もっと優秀な人が集まったら成果を出せるのに・・と感じるかもしれません。
しかしチームとして成功するためには、優秀な人ばかりが集まることが大切なのではなく、今いるメンバーたちの間でどのようにバランスをとり、またどのように育てていくかを考えて実行することでしょう。
滝沢カレンとひふみんのロケを考えたディレクターは、ロケを撮り終えた後、きっとこのことを痛感していると勝手に想像しています。
エッセンス・構成・代替案
エッセンス
ただ優秀な人を集めても優秀なチームになるわけではない。それぞれの長所が活きるようなバランスのよいチームを作ったほうがよい
構成
①働きアリの法則を紹介
②滝沢カレンとひふみんのデートの企画について説明
③面白い人2人を組ませても必ずしも面白さが倍になるわけでなく、相性や役割分担が大切
④仕事のチーム編成においても同じことが言える。優秀な人がいないと嘆くよりも今いるメンバーをどう育ててバランスをとるかが大切
代替案
②、③→優秀なメンバーを集めたけど上手くいかなかった例を挙げ、相性や役割分担の組み合わせが大切なことを伝える。
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