部下育成

上司はコロコロ変えることを恐れるな!朝令暮改もこうやればうまくいく

揺れている建物のイメージ画像

一般的に、ブレることは良くないことという風潮があります。よくブレる上司は頼りないという印象を持つことが多いでしょう。

確かに上司からの方針や指示に一貫性が無く、コロコロ変わる場合はついていくのが嫌になるものです。

この逆として、仕事でのスタンスがぶれずに一貫性がある上司をかっこいいと思われることが多いです。それはまわりの環境やプレッシャーに屈しないイメージがあるからでしょう。外圧に負けずに自分の考えを曲げない姿に頼りがいを感じるのだと思います。

 

一方でブレる上司には頼りなさや思慮の浅さを感じるのだと思われます。

しかしいつもブレないということが、ビジネスの世界においてベストなことだとは言い切れないと思います。時には方針転換をする、ブレるということも必要です。

また、自分にその意思がなくても、会社上層部からの指示で方向転換をしなければならないときあるでしょう。そんな時にどのように振舞うべきでしょうか。今回はこのテーマについてまとめました。

 

朝令暮改よりも、誤った方針を続けるほうが罪深い


世の中の状況はめまぐるしく変化します。ITの進歩で過去には考えられなかったようなことが実現したり、国家の情勢も変わったりします。

そのような変化に合わせ、組織・チームの方針を変えなければいけないこともあるでしょう。

命令・法律が頻繁に改められることを「朝令暮改(ちょうれいぼかい)」と言います。

に出した法方にはめられるという意味から来ています。

経営者のなかには「朝令暮改も必要である」と豪語する人もいます。中には「ウチは『朝令改』だな!」という人もいるくらいです。

(朝に出した法令を朝のうちに改めてしまう=それだけコロコロ変わる、という意味です)

 

これは周りの環境に合わせ、その時々でベストな判断を下した結果そうなるということのようです。

考え無しにコロコロ変えるのは問題外ですが、しっかり考えたからこそ方針や判断を短期間で変化させることが良い場合ももちろんあります。

ブレることはよくないことだと考えるのは大切ですが、かといって誤った方針にこだわってしまい失敗してしまうことは避けなければいけません。方針が誤っていることに気づいてものの、ブレないことにこだわって失敗を続けることのほうがはるかに愚かです。

以前の決定にこだわらず、そのときそのときでベストな判断をして方針を決めていくということはも重要なことです。

朝礼暮改する際のポイント


しかし環境に合わせて変化することが大切といっても、それによって振り回される人の思いをないがしろにしてはいけません。

上司の方針がブレることで苦労するのは指示に従う部下です。ブレた結果それまで準備していたことが必要なくなったり、急遽残業や休日出勤しなければならないということもあるでしょう。

判断を下す上司としては「方針かえちゃえ」と決めるだけですが、部下としてはそうはいけません。「仕事なんだから指示にしたがえ」と一蹴するのではなく、フォローする部下の心情を思いやることが必要です。

 

そのために必要なことは「変更にいたる背景」を伝えることです。しっかり考えた結果の朝令暮改なら、「なぜ方針を変更するのか」という考え・理由が説明できるはずです。

方針転換した背景に妥当性があるものならば人は納得します。納得することで仕事に対する姿勢も向上するので、モチベーションをあげるためにも説明は重要です。

変更によって負担が増える人に対しては、方針を変更する理由をしっかり説明し理解を得ることが重要です。

 

また、もう一つのポイントは判断の軸となる重要なポイントはブレさせないことです。

会社であれば企業理念や社訓のようなポリシー、リーダーであればチーム内で普段から共有しているテーマや価値観です。

そして、今回判断や指示はブレたけれども、その根拠にあるポリシーや価値観がぶれているわけではないということも説明することが望ましいでしょう。

「朝令暮改についてのスタンス」がブレてはいけない


つまり、

「根本となる考えはブレないが、目標を達成するための手段・方法は状況によって変更することがある」

というスタンスを会社上層部や上司が持ち、それを部下やメンバーに対して発信することが重要です。このスタンス自体はブレずにいることはとても大切です。

これがブレてしまうと、「この会社(上司)はなにも考えていない」と判断されます。こう思われると思慮が浅いと感じられます。

 

このように考えると、朝礼暮改は悪いことではなく、時には必要なものだと言えるでしょう。特に規模が小さい中小企業では、環境に合わせて小回りを利かせて動きを変えられることは大企業にはない強みです。

しかし悪いことではないからといってむやみに行っていいものではなく、以上のような内容を押さえて実施することが大切です。

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