上司との相性が最悪だ・・と悩んだ経験はありませんか?
組織にいる以上、上司は選べないのが普通です。しかし、上司との相性が悪いと、やる気や仕事の出来具合に影響してしまうでしょう。
価値観が合わない相手でも、それが仕事なら上手く合わせるのが当たり前・・と言っても、実際にはなかなか難しいものがあります。
そこで今回は、上司と相性が合わないときの理由や、その対処法などをまとめました。
相性が合わずストレスが溜まると、心身を壊してしまったり、「会社に行きたくない」なんて悩んでしまうこともあるでしょう。
そういう人は、この記事でご紹介する内容を参考にしてみてください。
目次
相性が合わないと感じるのは、タイプや性格の違い
上司と「相性が最悪」だと感じる理由としては、やはり性格やタイプの違いによるところが大きいです。
タイプが反対で、相性が合わないと感じるのには、以下の例があります。
・精神論ではっぱを掛ける上司と、仕事のやり方を論理的に考える部下
「気合で乗り切れ!」としか発破をかけない上司に、「具体的なノウハウを教えてほしい」と部下は不満に感じます。
・理屈っぽい上司と、感覚で動くタイプの部下
上司がいくら理屈を重ねて説明しても、部下にはそれが理解できず、いつまでたっても上司から認められません。
・スピードを重視する上司と、慎重な部下
仕事において速さを重視するため、どんどん仕事を進めたがる上司に対して、ゆっくり進めたい部下は急かされストレスを感じます。
このように、性格やタイプが正反対だと、色々な形で部下の側(時には上司にも)ストレスが溜まってしまいます。
タイプの違う二人がそのままぶつかってしまうと、仕事の進みも苦しくなります。
相性が悪いという感覚は相手にも伝わる
上司と相性が合わない場合はストレスを生み、仕事の能率を下げてしまうだけではありません。
あなた自身が「この上司と相性が合わない」という印象を持ってしまうと、やはりその気持ちが表に出てしまいます。
人間には「返報性」という傾向があり、自分が嫌いだと意識してしまうことによって、相手からも嫌われてしまいます。
そうなると、上司からのあたりもきつくなる可能性があり、さらにギクシャクしてしまうという悪循環に陥る危険があります。
上司と相性が悪いときの対処法
それでは、上司と相性が悪いときにはどうすればいいでしょうか。
ここでは、3つの方法を紹介します。
良いところに目を向ける
性格やタイプというのは、どんなものにも長所や短所があります。
例えば、
- 論理的=冷たい印象
- スピード重視=ボロが出やすい
などが考えられます。
そこで、タイプが違う相手を否定せずに、相手の良い面に目を向けましょう。
そして、相手の仕事ぶりに学べるところがないか探し、自分のやり方に取り入れることが大切です。
それができれば、「相性が最悪の上司」が「学ぶことができる相手」に変わります。
このような意識を持つことができれば、拒否感や嫌悪感を無くすことができるでしょう。
相手の弱点をフォローする
このような違いを意識したら、今度は相手の弱点になるところをフォローできないか考えてみましょう。
例えば、以下のようなやり方が考えられます。
- 上司がイケイケタイプで勢いがあるが、細かいところが抜けてしまうなら、自分は細かいところをフォローする「きっちりするタイプ」になる。
- 上司がきっちりしていて冷静な人なら、自分は元気な「ムードメーカー的なタイプ」になる
このように上司の苦手分野を補うことで、仕事面での相性を合わせるのです。
性格やタイプが反対の場合、あなた自身を上司と同じ性格に変えるのはかなり難しいですが、逆に苦手を補うのは難しくないはずです。
タイプが違うということを利用して、上司の苦手を補うという関係を作ることに挑戦してみましょう。
人間関係では、性格が合う合わないで好き嫌いがありますが、仕事上では有能かそうでないかが大切です。
上司としては、「性格は合うが仕事ができない」よりも、「性格が合わないが仕事上は頼りになる」部下の方が重宝します。
そのため、性格面での相性が合わないならば、仕事上の相性が合うように挑戦してみる価値があるのです。
どうしてもダメなら環境を変える
相性が合わない上司でも、良いところを見つめつつ、相手の苦手分野を補うことができれば、あなたスキルや評価を上げるプラスの機会になると思います。
しかし、相手の上司が相性が悪いだけではなく、パワハラ気味だったりする場合は、うまくいかないことがあるかもしれません。
相性が合わずストレスがたまり、体調に異常をきたすくらいなら、環境を変えた方がよいこともあります。
環境を変えるためには、
- 他の部署への異動を希望する
- 転職してしまう
の2つの方法があります。
会社自体に不満がない場合は、まず異動できないか相談し、それが叶わない場合や、そもそも会社に不信感などがあるならば転職もやむなしを考えましょう。
ここでおすすめしたいのは、転職先を決めてから仕事を辞める方法です。
転職活動では、新卒採用とは違い、採用面接時に直属の上司と面接する機会が取れます。
そのとき、「この人とは相性があうかどうか」とある程度、見極めることができます。
詳しくはこちらの記事が参考になります。
事前に上司と会えるのは、相性のミスマッチを避けるために非常に有効です。
しかし、辞めてから次を探すと、「早く決めなきゃ」と焦ってしまい、冷静に上司を見極めることができなくなってしまいます。
そのため、できるならば仕事を辞める前に転職活動をはじめ、上司や会社をきちんと見極めてから仕事を辞めた方がいいです。
なお、在職中に仕事を探す場合は、なかなか時間が取れないという問題がありますが、転職エージェントサービスを使うことでかなり楽になります。
転職エージェントを利用すると、応募先企業とのスケジュール調整をしてくれるだけでなく、あなたの希望に合った企業を探してくれるので、自力で進めるよりも遥かに効率的です。
ちなみに、数あるエージェントサービスの中でも、親身なサポートで評判なのは「dodaエージェントサービス」です。
知名度優先で選びたい人は、業界最大手の「リクルートエージェント」を利用するとよいでしょう。
また、私が実際に利用してみて感触が良かったのは「転職エージェントのパソナキャリア」です。自分にあった求人を数多く紹介してくれました。
理解しフォローしてもダメなら環境を変えよう
以上のように、上司と相性が最悪だと感じる理由や、その時の対処法についてまとめました。
性格やタイプは、それぞれに一長一短です。
まずは相手に合って自分に足りないものを学び、逆に相手の足りないところを補うつもりで動きましょう。
上司の欠点を補うことで、周りとの仕事をスムーズに回すことができれば、上司をはじめ、周りの人からもありがたがられます。
それでもうまくいかなかったり、ストレスで体調を崩してしまいそうなら、思い切って環境を変えることも悪くありません。
上司と相性が合わないと苦しんでいる人は、ここまで紹介した内容を参考にしてみてください。