部下育成

ビックマウスな有言実行タイプ上司の方が、不言実行タイプより望ましい理由

話すための道具である拡声器のイメージ画像

不言実行という言葉と有言実行という言葉があります。

不言実行とは「ああだこうだとやかく言わず、黙って成すべきことを行なう」という意味です。

また、有言実行とは「自分がやることを公言し、その上で実行する」という意味です。

 

この二つ、いったいどちらがいいのか?という話になることはないでしょうか?

不言実行という言葉には周りにアピールせずに黙々と仕事をするような、縁の下の力持ちだとかいぶし銀のようなイメージがありかっこよさを感じます。

実際私は学生のときは有言実行より不言実行の方に憧れていました。

しかし社会に出てその中でリーダーとして仕事をしていく上では有言実行こそがあるべき姿だと考えています。

今回はこのテーマについて考えました。

「有言」することで自分にプレッシャーをかける


有言実行のほうが望ましい理由ですが、まず有言することによって自分がリスクを負うと言うことです。

宣言したものの出来なかったらどうしよう、うまくいかなったら恥ずかしいというプレッシャーがかかります。

仕事は自分だけで進めるものではないので、宣言どおりにできるかどうかが不透明なことが多いでしょう。想定外の出来事や理不尽な事態が起きることもありえます。しかしそのなかで成果を出していかなければいけないのが仕事の大変なところです。

そんな環境であれば、わざわざ宣言してリスクを負わないほうがいいのか、と思ってしまいがちです。

そこをあえて宣言しリスクを負うことで実現へのプレッシャーが自分にかかり、その分モチベーションになると言えます。

プロスポーツの世界でも「有言」している


敢えて大きなことを口に出すことを「ビッグマウス」と言います。

以前のサッカー日本代表のメンバーが、「W杯優勝」の目標を公言していることがありました。実際の実力はW杯の1次リーグを突破できれば御の字くらいのレベルです。

誰がどう見てもこの目標は無理で、実際このときの日本代表は1次リーグで敗退していました。

しかしこのような高い目標をもち、それを公言するということはよい意味でプレッシャーがかかる他、「どうやったらそれが達成できるだろうか」という思考が強くなります。人間は自分の中の無意識がその言葉に向けて意識が向くという働きがあるようです。

 

このようにプロスポーツの世界でも、高い目標を公言することで自分にプレッシャーをかけ、その実現に向けてより努力するということをしています。

「不言」の場合はそのようなプレッシャーはかかりません。大きな成果を出すためには、そのようなプレッシャーを利用して努力する方が有効でしょう。

なお、ビッグマウスには対戦相手のことを悪く言うという種類のものもあり、そういう言葉は個人的に疑問を感じますが、大きな目標を敢えて口に出して自分を追い込むというスタンスは成長につながるでしょう。

「有言実行」は熱さや真剣さが伝わりやすい


また、有言実行は他のメンバーに対して宣言することで熱心さ・真剣さを伝えることができます。

チームリーダーや上司であれば、自分のチームの目標を達成すると宣言し、それに取り組み実現させるという姿を見せることでリーダーの真剣さが伝わりやすいという面もあります。

不言実行もメンバーから尊敬や信頼を集めることができますが、リーダーとしては有言実行のほうが、熱心さの伝達という点で優れていると思います。

大きな目標を達成するとチームのメンバーに宣言し、その実現に向けて仕事を進めていく姿にメンバーは感化されやすいと思います。

 

また、宣言することで自分にプレッシャーをかける姿に熱心さを感じてくれるものです。

ただし、大きな目標を掲げるという種類のビックマウスを嫌う人もいるので、部下に冷ややかな目で見られるようであれば口に出すのはもっと現実的な目標でもいいかもしれません。

「不言」よりも「有言」したほうが成果が出やすい


以上のように、仕事においては有言実行のほうが望ましいという2つの理由をご紹介しました。

不言実行には寡黙でよい仕事をするといういぶし銀なイメージがありますが、有言実行に比べて「やらなければいけない」というプレッシャーがありません。

意志力がしっかりしていないと、プレッシャーが掛からない分手を抜いてしまってもいいかという考えが頭をよぎるでしょう。

 

また、上司としては不言実行よりも有言実行型のほうがチームを引っ張る力が働きやすいでしょう。

目標や目指すところを明確に言葉にして共有したほうがメンバーの意識がそちらに向きやすく、成功しやすくなります。部下を引っ張るためには行動も大切ですが、言葉のコミュニケーションも非常に重要です。有言実行にはその力があります。

せっかく実行するのであれば、あえて有言してリスクを負いつつも、より信頼を得られるような仕事の進め方をしたほうがリターンも大きいかもしれませんね。

有言不実行に終わったという意味ではこちらが面白いです

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