部下育成

これで部下が言うことを聞く!上司は「説明不足病」を撲滅しよう

説明しているイメージ画像

ミスをするな、掃除をしろ、遅刻するな、この仕事をしろ・・部下として守るべき当たり前なことを言っているはずなのに、なぜか部下が言うことをきかないということはないでしょうか。

無断欠勤や遅刻などのような重大な問題行動のほか、仕事をしない、陰口が多い、掃除が雑、煙草休憩が多い、というような軽い問題行動もあります。

重大な問題行動の場合、本人や周りにも悪いことであるという自覚が(普通は)あるため、普通の職場環境ではそう多くなく、またあったとしても注意することで再発することはあまり無いでしょう。

 

しかし、軽い問題行動の場合は、指示に従わなかったり、注意しても改善しない・・ということがありがちです。

そう考えると、注意し改めさせるといううえでは、重大な問題行動よりも軽いもののほうがリーダーにとっては難しいことなのかもしれません。

では、それを改めさせ、上司の言うことを部下に聞かせるにはどのようなことが大事なのでしょうか?今回はこのテーマについてまとめます。

部下が言うことを聞かない理由は「説明不足病」


この場合、部下としてはやらないといけないことはわかっているものの、「まぁ出来なくてもいいか」と考られてしまうのが原因だと考えられます。

もちろんやるべきだとは思うけど、出来なくても大きな悪影響はないかと感じてしまうと、やらなくてもいいかと判断してしまうのです。

部下がその仕事や問題行動の重要性を理解していないことが原因であるとも言えます。

そのため上司としては、その問題行動がなぜいけないかということを部下に十分理解させる必要があります。部下が「こればできなくても大丈夫だろう」と自分で解釈してしまっていることを修正しなければいけないのです。

 

こう考えると難しい印象はありませんが、意外とこれができていないことが多いのです。

これは、上司が頻繁に罹る「説明不足病」によるものだと考えられます。

「言わなくてもわかるだろう」が説明不足病を発症させる


部下の上司に対する不満としてよくあげられるものとして「説明が足りない」というものがあります。

任される仕事に関する情報が降りてこないためすれ違いが起きてあとからやり直すことになる。その方針の意図がわからないため納得できない・・など、上司から部下への情報が少ないために仕事の進行ややる気に問題がでるパターンです。

 

この場合での説明不足とは、

「この問題行動がなぜいけないか」「この問題行動によってどんなデメリットがあるか」

ということを説明しないということです。

なぜ上司が説明しないかというと、

「そのくらい言わなくてもわかるだろう」

と考えてしまうからです。

 

このように、「そのくらい言わなくてもわかるだろう」と考え、それによって上司と部下の間にギャップが出来てしまうことを上司の「説明不足病」と私は呼んでいます。

「意識の差」が「言わなくてもわかるだろう」へとつながる


上司と部下の意識は普通違うものです。経験や視野、与えられる情報、求められることなど・・とにかく色々なものが違うため、当然意識に差が出てきます。

しかし上司としてはついつい「日々上司である自分と接しているのだから、同じ意識でいるだろう」と考えてしまうことがあります。こうなると「言わなくてもわかるだろう」という意識になってしまいます。

 

また、「自分が部下だったことにはこういう考えをしていた、だから今の部下達も同じ考えでいるだろう」と考えてしまう上司もいます。これも誤りです。

上司になるような人物は、自分が部下である時に他の部下の人たちよりも優秀であったことが多いでしょう。そのため結局は意識に違いがあることが普通なのです。

上司としてはこの事実を認め、意識の違いを埋めるために何かにつけて部下へ説明をしていかなければいけないのです。これができないと「説明不足病」を引き起こし、部下が言うことを聞かなくなるのです。

その行動が問題である理由を説明する


説明不足病のメカニズムを説明したところで、今回のテーマに戻ります。

軽い問題行動を止めさせるには、「言わなくてもわかるだろう」という気持ちを封印し、「なぜその行動が問題なのか」という点の説明に力を入れることです。

 

たとえば掃除が雑な状態を改善し、丁寧に行わせたいとします。

「なぜ掃除が必要か」というテーマであれこれ話しをする方が効果的です。

掃除はしないよりしたほうがいい、ということは小学生でもわかる事実なのですが、発注数の桁を間違えた、お客様を怒らせた、というようなことに比べて、掃除をしなくてもそれほど問題にはなりません。

そのため「できなくてもいいか」と軽く考えてしまうのです。

 

そうさせないために、こちらからさまざまな説明を加えるのです。

うちの職場でなぜ掃除をしなければいけないのか

掃除を丁寧に行ったことが成功につながったことはどんなことか

掃除が雑だったために失敗してしまったことはどんなことか

などのケースなどを伝え、掃除はしっかり行ったほうがいいのか・・ということを実感させることに力を注ぐべきです。

「必要性」を実感すると人は動く


このように掃除の必要性を納得しモチベーションを上げてしまえば、口うるさく「掃除掃除!」と言われなくても実行します。

このようにして丁寧に説明を加えることで、「言うことを聞かない」ということを防ぐのです。

 

このほか例えば陰口や多すぎる煙草休憩などについても、呼びかけやルール作りなどの具体的な対策も有効ではありますが、その前に「そもそもなぜその行動がいけないか、なぜ正したほうがいいのか」という点をしっかり理解させることが必要です。

人は弱い生き物で、「これくらいはできなくてもいいか」とついつい楽な方、悪いほうに流れて言ってしまいがちです。

それは上司が「これくらいは言わなくてもわかるか」と考えてしまうことも同じメカニズムだと思います。

上司自身がそのような楽な方、悪い方に流れずに説明を加え、必要性を説明することで部下が楽な方、悪い方に流れてしまうことを防ぎましょう。

言いたいことを上手く伝えたい時にはこちらも参考に

言いたいことがこれで伝わる!デキる上司が活用する「たとえ話」

RELATED POST

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です